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ロンドン30日目 旅2日目

曇天。雨は降らなそうだけど、かなりどんよりしている。
気温は相変わらず高め。13度くらいはありそう。
日曜日の朝食は8時からなので、いつもよりゆっくりしていたんだけど、
ちょっとゆっくりしすぎてしまった。
(昨夜SHERLOCKを最後まで観たら、終わったの0時近かったんだよな。)
このB&Bの朝、混んでると良い席に座れないし、と思って少し時間をずらして行ってみたら、びっくり。
かつて見たことがないくらい、空いてた。
自分を合わせて二組くらいしか居なかったかも。
やはりこの時期だからなのか。これまで夏とか5月とか、比較的良い季節の時だったから気付かなかった。
B&Bと言えば、の、このFull English Breakfast!
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肉肉しいソーセージとか、しょっぱいベーコンとか、薄いトーストとか!(薄いトーストは毎日食べてたけど。)
濃厚なヨーグルトも美味しい。
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窓辺にはクリスマスツリーが飾られていた。

さて、今朝はColumbia Road Flower Marketへ。
マーケットが目当て、というより、そのエリアにある行きたいお店が、
マーケットの日にしか開いていないのだ。
City Mapperで調べたとおりに行ったら、迷った。
そう、時々、地図情報が違ってる時があるんだよなあ。

一つ目は、Angela Flanders Perfumerへ。
確か2011年のロンドン旅行の時も行こうとしたんだけど、
その時は、移転してたのか、臨時休業してたのか、とにかく開いてなかったのだ。
なので、念願の。
想像していたとおり小さなお店で、いろんな種類の香水が置いてあった。
しかし選ぶのがなかなか難しい。
香りを伝えるのは日本語でも難しいのに。
最初、自分で嗅いでたんだけど、小さい店内で他の香りもするので、だんだんわからなくなってきて。
店員さんが私が好みそうなのを二種類くらい選んでくれた。
そこから、こっちの方が好み、もっと甘いやつ、バニラっぽい感じの、と、いくつか要望を伝えて、ようやく決まった。
肌に乗せてみたら、思ったより濃い、強い甘さ。
うーん、どうしようかなあ、もうちょっとフルーティーなほうが良いかなあ、とか思ったんだけど、
実はお昼に約束があったので、時間もあまりなくて、それに決めてしまった。

ここのマーケットは老いも若いも男も女も、
みんなが花をいっぱいかかえてるのが凄く良い。
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クリスマスっぽいリースがあったり、チューリップがあったり。

そのあと、花のマーケットを抜けて、もう一つのお店、Ryan Townへ。
Rob Ryanていう切り絵作家さんのお店。
どれも美しくて可愛くて。
切り絵をプリントしたシルクのスカーフも凄く素敵だし、
タイルも可愛いし、マグカップも捨てがたい。
でも、マグカップはいい加減我が家には多すぎだし。
どうせなら、家に飾れるもの、旦那サンにも気に入ってもらえそうなもの、のほうが良いなあ、と思って。
タイルにしようかなあ、としばらく悩んだ。
この人の作品、寒色系のものが多くて。
我が家のインテリア的には暖色のほうが合う。
私は寒色も好きだけど、旦那サン的には多分NGだし。
で、ふと、切り絵自体っていくらくらいなんだろう、と見てみたら、
タイル3枚より少し高いくらいの値段だった。
色も素敵だし、タイトルも、もちろん図柄も凄く素敵だし。
店内では、吊り下げてあって、そこを光が通過して綺麗だったけれど、
家でそれやると、湿気とか埃とかでぼろぼろになっちゃうだろうから、
額を買って飾ると素敵かも、と、そこまで思いついて、
購入することに決めた。
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ダークパープルの切り絵で、サイズはA3くらい。
タイトルは「OUR ADVENTURE IS ABOUT TO BEGIN」

Columbia Roadは街並みも可愛い。
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ほぼ予定どおり、午前中の予定が終了。
香水がちょっと気になったけれど(交換したほうが良いかなあ、とか)、ひとまず待ち合わせのカフェに向かってバスに乗った。

ランチは、学校で知り合った日本人の子たち二人と。
一人は初日に来てくれて、二週間前に学校修了したE、
もう一人は、なんと同郷のM、彼女は1月もあと三週間通う予定。
本当はもう一人、会いたかった子Aが居たんだけど、
彼女、なんと、先週の木曜日?インフルエンザにかかってしまって、結局会えずじまい。
AとMは同じ境遇で同じクラスで、私は違うクラスだったけどお昼をご一緒させてもらうことが多くて。
でもたった40分しかないお昼休みでは全然話し足りなかったから、ゆっくりおしゃべりしたいなあ、と思っていたんだけど、結局最終週はみんなばたばた忙しくて声を掛けられず。
Aのインフルエンザが判明した日、一度くらい一緒にお茶したりしたかったよー、とMにこぼしたら、え、いいよ?行こう?とあっさりOKしてくれて、さっさとスケジュールも確認してくれて、今日のランチが決まったのだ。
MもAも旦那様のお仕事でこちらに来ているので、週末に誘うのが悪い気がして、躊躇っていたんだけど、凄く嬉しかった。(まあ、Aは勿論誘えなかったんだけど…。)
やっぱり思ってることは伝えないといけないのだ。

Eはそれとは別に、偶然連絡をくれて、良かったら一緒にどう?と誘ったら快諾してくれた。
Baker StreetのNatural Kitchenていうオーガニックっぽいカフェでランチ。
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ナチョス、ハンバーガー、サーモンのサラダを三人でシェア。どれも美味しかった!

学校に居る時は英語で話すことが多かったので、細かいところまでは伝えられず、その点日本人女子だけだと、伝わる安心感があって楽。
英語でもそうなればいいのに。
同じ時期に同じ学校に通った、ていう共通点しかないのに、気が合うなあと感じる場面が多々あって嬉しかった。
この先も連絡取り合っていけたらいいなあ。
また会おうね、という約束があれば、お別れも悲しくならないから不思議だ。
会いたい人には自分から会いに行けばいいのだ。

二人と別れて、Covent Gardenへ。
香水、交換に行こうかなあ、と思ってたんだけど、気が付いたら営業時間終わってたのと、肌に馴染んでいくうちに、ロンドンっぽくて良い香りのような気がして。
これはこれで良いのかも。冬っぽくて、ロンドンっぽい、外国の香り。

バスがロンドンの街を走る。
クリスマス前の日曜日、通りもお店も人が溢れかえっていた。
一番最初に向かったのは、Orla Kiely。
ロンドンに来たら必ず行くお店の一つ。
特に何かを探しにきたわけではなかったつもりだったんだけど、
お店を見ていて、思い出した。
何ヶ月か前に見た、Clarksとのコラボの靴。
実物を見たら確かに可愛い。
どうしても気になって、黒のエナメルのを試着させてもらった。
UKのサイズが分からなくて、店員さんが合いそうなやつを持ってきてくれたんだけど、
6では大きすぎて、4では少しきつい。5はないの?と聞いたら売り切れだと言う。
あっさり諦めたものの、一番最初にネットで見付けて一目惚れしたやつを発見。
そちらも黒はやはり5だけが無いと言う。
きつすぎると履けなくて泣くことになるだろうから、この際大きいほうのサイズにして、
中敷きとか詰めて履くかなあ、と思って決めかけていたら、
サイズ感だけでも試してみない?と、ボルドーの5を持ってきてくれた。
ボルドーにピンクのドット、確かに可愛い。
そうこうしている間に店員さん、ネットショップの在庫も調べてくれたりして、
やはり、どの色もサイズ5だけが品切れになっているようだった。
試着してみたらサイズはぴったり、色も可愛い。
ちょっとピンクのドットが目立つ気もするけれど…でも全身黒、ていうファッションの時もあるし、
逆に良いかも?
ということで、購入!
(後で値段を確認してみたら、日本で買うより1万円くらい安かった!!)
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免税の書類を貰っている間、店員さんが、「日本って今寒い?」て聞くので、
「寒いらしいよ」と答えたら、ボーイフレンドが来週日本に行くんだけど、だって。
来週は少し暖かくなるらしいよ、と答えておいた。
Orla Kielyの店員さん、いつも感じ良い人ばかりで大好き。

外に出ると不思議な色の空。
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こういう色の空を何度か見たけれど、この日のは特別綺麗に感じた。
曇り空の日の夕暮れも凄く素敵。

それから、Paul Smithへ。
ここでは旦那サンへのクリスマスプレゼントを探しに。
ネクタイにしようかなあ、とひとしきり見たけれど、
ここ何回か、Paul Smithのネクタイをあげている気がするし、
ちょっとマンネリかしら、と、マフラーに決めた。

そして、マーケットの方にいそいそ移動して、
(なにせ、日曜日はお店が閉まるのが早い。Orla Kielyは17時閉店、Paul Smithは17時半、他のお店も18時くらいには閉店らしかった。)
紅茶のお店、Whittardへ。
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ここは紅茶も良いけど、食器が可愛いくて、5月に行った時はアリスのカップ&ソーサーを購入した。(というか、高くて渋ってたら母親買ってくれた。)
しかし今回は特にこれといったものは無し。
滞在中、あちこちのお店で「ホットチョコレート」を見て(日本ではそんなに飲まないよね?)
気になっていたので、自宅用にホットチョコレートの粉末を購入した。
ホワイトチョコレート味もあったので、そちらも。

いつも必ず寄るお店、Tea Palaceが、無くなっていた。ショック…。
マーケットのお店はいつもなかなか見付からなくて、毎回ぐるぐるするんだけど、
三周くらいぐるぐるして、ようやく貼り紙を見付けた。
(でもなんて書いてあるか、閉店したこと以外の意味がわからない…。法律用語?)

Cath Kidstonをちらっと覗いて、
メガネケースを購入。
以前、お世話になった店員さんがいたんだけど、
閉店前、忙しそうだったので、声は掛けなかった。元気そうだったので、何より。

バスでB&Bまで戻った。
洋服を圧縮したりして、本格的に荷造り。
手を替え品を替え、出しては納め、納めては出し、を繰り返して、
ようやく収まった頃、
昼間も会ったEより連絡が。
韓国人Jと一緒に飲む約束をしている、と昼間聞いていて、
どうせ晩ご飯は一人だし、良かったら誘って!とお願いしていたのだ。
お店が決まったと連絡を貰って、Baker Streetのパブまで。
バスで一本で行けるし、15分くらいで着く。…というのも地理が分かったから今だからこそ。
連絡を貰って実際に到着するまで40分近くかかったんだけど、
二人とも食べずに待っていてくれた。
最後の夕食、そう言えばこの一ヶ月一度も食べていなかったフィッシュ&チップスにした。
それからジャケットポテト。
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アルコールを飲んでる二人に混ざって、私はいつものレモネード。
Jは本当に大人っぽいなあ、と思う。
彼が母国に帰ってもまだ大学生とか嘘みたい。
Eも大人っぽい。二人と話していると、自分のしっかりしていない加減が露呈されてしまう。
英語力の足りなさだけではない、これは。

そして、韓国の人と話していると、日本と良く似た文化なんだなあ、というのがよく分かる。
数え年があったり、厄年があったり。
上下関係の感じとか。日本よりうんと厳しそうだけど。
15歳のおじいさん犬に「体調はどうですか?」「お腹空いてますか?」と声を掛けてる、ていう話には笑ったけど。

つくづく思うのは、
国同士の仲の悪さとかを面白可笑しくとりあげて、
○○人はこうだから、とかって決めつけるのって、本当に自分の視野を狭くしてる感じがして嫌。
凄く損してると思う。
一人ずつと話してみると、どこの国の人、というのは、何県生まれ、くらいの意味しか無くて、
基本的には、一個人との付き合いに過ぎないと思う。
それぞれの国の、客観的な、というか、マスコミ的なイメージはともかく、
私が知っている各国の人を、その国の人、として心に留めておきたい。
全然知らない、行ったことのない国の人も結構居たけれど。
みんな大好きな人たちばかりだった。

今回の一ヶ月で私が知り合った人が、
私のイメージがそのまま「日本人」のイメージになる可能性も勿論あるわけで。
なので、なるべく、嫌な印象を与えていないといいなあ、と思った。

22時前、そろそろ帰らなくちゃ、とお店を出た。
「また会おうね」「連絡するね」と笑って別れた。

2 Responses to ロンドン30日目 旅2日目

  1. Mayu says:

    Aki、今更ながら、、、のコメントですが 笑
    あの日は貴重な時間をありがとう!英語で同じ位話せたら素晴らしいけれど、、、あの日はあの日で、日本語で沢山細かい深い部分まで話せて、あっという間の楽しい時間だった!ありがとう!!
    実は私も、放課後(良い響き〜(^^))とかお茶行ったり出来たらと思ってたんだけどね。Akiは色んなところ写真とってまわったりしてそうだな〜て思ったり。後は、やっぱり年単位で、しかも旦那の仕事で来てる私とは違って、自分で努力してお金を工面して限られた時間だけ来ている皆は、その中でやり切りたいこととか、行きたい場所とか沢山有って、貴重な時間に違いない、スケジュールが色々有るに違いない、、、なぁんて思って自分から誘うのも、何だか気が引けたりしてたんだよねσ(^_^;) だから、誘ってもらえた時、すごく嬉しかったし、このブログを読んで、私も自分から誘えば良かったー、もっと早く行動を起こしていたら、きっともっと沢山のことシェア出来たのに…と感じたよ(´・_・`) 学校は出会いと別れが有るから、余計にもだね! そんなことに気づかせてもらいました(*^^*) だから、一歩積極的な自分になれそうかな。。。☆ ありがとう!!

    • aki says:

      Mayu>
      コメント、嬉しいよ!いつでも大歓迎です☆ありがとね。
      (遅くなってごめんね。)
      こちらこそ、あの日は貴重な時間をありがとう。
      そっか…やっぱりもっと早く誘えば良かった!つい色々考えすぎて勘ぐってしまうのは、大人の悪い癖だね。
      でも今こうしてお話できるようになったことが凄く嬉しいよ。
      これからもどうぞよろしくね☆早くロンドンに行きたい〜!

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