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2017-2018ロンドン旅行7日目 V&A→Winter Wonderland

8時半頃起床。
昨夜は吸い込まれるように寝た。

今日はPostal Museumに行って、Mail Rail Trainのアトラクションに乗る予定で、
3週間くらい前に予約していたんだけど、
出掛ける前に、機械のトラブルで本日の予定が全てキャンセルになった、とのメールが来ていた。
なんと…。

ついては、メールに添付されているフォームで連絡してね、とのこと。
添付のフォームがWordファイルだったので、PCを持って来ていて良かったなあ、とつくづく思った。
フォームの内容は、振替の希望日・時間を知らせるか、直接こちらに連絡してもらい、そこで可能な日を調整するか、全額もしくは一部返金を希望するか、というもの。
電話で話すのは大変苦手だし(たとえ相手が日本人でも、だ。)、
この旅行期間中にちゃんと行けるかどうか心配だけれど(だって予約する時既に空席無しだったりしたし)、
とりあえず可能な日を書いて、時間はいつでもOK、として返送した。
すると一時間もしないうちに返信と代わりのチケットがメールで届いた。
きっと問合せが殺到しているだろうに、この素早い対応に驚いた。
そして、(時間はいつでもOKとしていたにも関わらず)当初の予約時間とほぼ同じ時間帯で、ほぼ希望どおりの日程にリスケされた。ありがたい。

予定が変わってしまって、どうしようか悩んだんだけど、
昨年と同じくVictoria & Albert Museumへ。
日本と同じで1月1日はお店がほとんど閉まっているので、行動の範囲が限られるのだ。
そんな中で開いている数少ない場所。(というか日本だったら、こういう場所はほぼ閉まっているんだけど。ありがたい。)

昨日から牛乳を切らしていて(そして近所のスーパーも開いてなくて。店頭に貼られていたスケジュールでは、開いてるはずだったんだけど。)、朝ご飯も食べずに出てきてしまったので、
ひとまず腹ごしらえ。
時間的にはもうランチ。
V&A Museumのカフェ、モリスルームにて。
グラタン、サンドイッチ、ブルーベリーマフィン、レモンドリズルケーキ。

私はいつものようにスープとパンのセットで良いかなーと思っていたんだけど(量が丁度良いのもあるけれど、お値段的にも現実的なんだよね…)、旦那サンがグラタンも食べたい!とおっしゃったので。
案の定多かったので、マフィンは持ち帰ることにした。(こんな時のために、旅行中のバッグにはジップロックが入っているのよ。)
カフェにはトレーニング中の補助犬が二匹(シェパードとゴールデンレトリーバー)居て、可愛かった。
結構混雑しているカフェに大型犬が二匹居る、しかもまあまあの大家族と(お母さんとおばあちゃんと子供三人…というところか。一番下の子はまだ4,5歳ていう感じだった。)という光景がなかなか印象的だった。
まだトレーニング序盤なのか、まわりをキョロキョロして落ち着かなそうで、途中「ウォン!」と吠えたり、お座りの指示を出されてもすぐに立ち上がってしまったりしていて、みんな最初はこうなんだよねー、となんとなく我が家の黒い犬を思い出してホッとした。
そして小さな子供も居るのに、家族でトレーニングを引き受けてるところも良いなあ、と。
犬のトレーニングで一番大変なのって、家族全員が同じ考えで、徹底しなきゃいけないことだと思う。
誰か一人が「これくらい良いじゃない」とか「可哀想だし…」と甘やかしてしまった時点で、犬は混乱する。
しかも大型犬二匹…さぞかし大変なんだろうなあ。めちゃくちゃ可愛いけど。

閑話休題。
V&AではWinnie-the-Pooh: Exploring a Classic:クマのプーさんの企画展を12月9日からやっていて、それが見たかったのだ。
クマのプーさんというと、ディズニーのイメージが強いけれど、元々の作品はロンドン生まれのA.A.ミルンという作家が自身の息子クリストファー・ロビン・ミルンのために描いたお話。
…というのは実は、私自身、展示を見始めて知った事実なんだけど。(完全にフィクションだと思っていたので。)
ディズニー版のではないクマのプーさんの絵(日本だと、クラシック・プーと言われるもの)が凄く可愛くて。
例によって旦那サンは最初、「クマのプーさんって、ディズニーのでしょう?」と。
私が必死に、クラシック・プーの方なんだよ!と説得しても、どうしてもって言うんなら行くけどさあ、とは言わなかったけれど、しぶしぶ付き合わされた感じ。
(二人ともディズニーが嫌いなわけではないんだけど、そこまで好きなわけではない。)
旦那サンは無類のクマ好き。シロクマもヒグマもクマのぬいぐるみも。
このクラシック・プーを嫌いなわけない。

V&AがあるSouth Kensington駅の構内のあちこちにプーさんの展示のポスターが貼られていたので、「コレだよ?ディズニーじゃないでしょう?」と指すと、
「えっ、これなの?なにこれ、めちゃくちゃ可愛いじゃん!」と。

「こんなのあるの?」
「日本でもあるの?」
「前からあった?」
…と、大変しつこい。
展示室に入る前から、グッズあるかなあ?とワクワクしていらした。

この人、プレゼン・誘導・洗脳に上手くいけばチョロいのだ。
(それまでが大変だけど。)

展示室に入ると、単なる原画展ではなく、
プーさんの物語の世界観がわかるような展示になっていて、
見に来ている人たちも、老若男女の文字通りな感じで、
特に60代以上くらいの人たちがたくさんいたのが印象的だった。

プーさんって、ディズニーだけじゃなく、世界中で翻訳されて、グッズ化されたりしてるのね。
全然知らなかった。

物語のもとになった、クリストファー・ロビンの写真や、彼が持っていたプーさんのぬいぐるみなども展示してあって、大変興味深かった。

アニメーションを作成する際の、動きをイメージした静止画や、

本の挿絵に使っていたらしい活版印刷の金属の板(森のすごく細かい描写がハガキくらいの大きさの金属板にきっちり彫られていた)が展示してあったり。


↑これが金属の板。触れる展示になっているので、触ってみると、髪の毛の細さくらいの線で、草原が表現されていた。


↑これが、印刷されたもの。この細かさにびっくり!

物語や背景を知らない(しかも英語もままならない)私たちでも感動したので、
ファンなら何時間でも居られると思う。
グッズ売り場にももれなく寄ってみたけれど、展示会のポスターや、複製原画の一部は品切れになっていて、欲しかったものは買えなかった。

その代わり、今回の展示の本と原作の第一作目を購入した。

V&A Museumを出て、Winter Wonderlandへ行くことに。
外に出ると、Natural History Museum(自然史博物館)の前のアイススケートリンクが。

ああ、冬って感じ。

元日なのでお店はあまりやっていないし、旦那サンがどうしてもWinter Wonderlandに行きたいとおっしゃるし、今回はまだ行けていないし、ちょうど良いかも?と検索してみたら、なんと本日最終日。
(うっすらそんな記憶だったんだけど、検索してみて良かった。明日だったら手遅れだった。)
今日はバンクホリデーでFamily Fun Dayという日らしく、園内ではアルコールは一切売っていないらしい。
なので冬の風物詩?ホットワインは楽しめないけれど。
最終日だし、きっと混んでいるに違いない。
Webサイトを見てみたら、メインのアトラクションは事前にオンラインでチケットが買えるらしい。
前回、観覧車に乗れなかったので、今回こそは、と早速予約。
しかもファストトラックもあったので、併せて購入。

いざ現地:Hyde Parkに行くと、案の定凄い人。
でもそれは入場時の手荷物検査に時間が掛かって行列になっていただけで、中に入ると去年より少し空いていた。
元日だし、アルコールが買えないから?
観覧車の予約時間、たっぷり余裕を持ったつもりだったのに、地下鉄に乗るまでにもたもたしてしまったり、入場に予想以上に時間が掛かったり、公園内もとっても広いので、けっこうギリギリに。
なので、ちょっと小走りで向かった。

ファストトラック、買っておいて良かった。
チケットを持っている人でさえ、乗車までに40分掛かるとのこと。

観覧車は4人乗りで、別のカップルと相乗りに。観光客っぽい。英語じゃなかったし。
時刻は17時過ぎ。

既に暗かったけれど、上に行くと遠くがまだ少し赤かった。
ゴンドラは期間限定の移動遊園地なだけあって、凄く簡単な作りで、窓と壁の隙間も2cmくらいは空いてる。
なのでかなり寒い。手袋を外せない。
てっぺんまで登ったところで、もう一組のカップルに場所を変わってもらった。
だって、せっかくだから反対側もじっくり堪能したいじゃない?
そこで、遊園地内、この観覧車よりも更に高い乗り物を発見。
多くの乗り物が絶叫系のなか、一つだけとびきり高いのに、ゆっくり上がって、上でゆっくりくるくるまわって、再びゆっくり降りていく。
観覧車があまりにもあっという間で物足りなかったので、次はそちらに乗ることに。
外国の観覧車って、以前シアトルで乗ったことあるんだけど、一周がとても速い。
シアトルのは合計で15分くらい乗っていた気がするけれど、あまり大きくないのと、回転速度がとても速くて、5周以上まわった気がする。
まだまわるの!?と大変驚いたものだ。
ロンドンのこの観覧車も、シアトルのよりは遅いけれど、日本のよりはずいぶん速くて、合計2周だった。
それでもあっという間だった。
ロンドンアイみたいに大きければ、ゆっくり一周なんだろうけれど。

観覧車を降りて、すぐにそれよりも高い乗り物へ。さっき見た、絶叫系じゃないやつ。

こちらは全然並んでもいなくて、到着したらすぐにゴンドラ?の中に案内されて、間もなく動き始めた。
中はドーナツ型で、20人くらい乗っていたのかな。
乗り物としては、ブライトンで乗ったBritish Airways i360に良く似ていた。
観覧車みたいに、垂直方向にまわるのではなく、水平方向にゆっくりまわって、ロンドンの夜景が360度綺麗に見渡せた。
月が凄く明るい。そういえばスーパームーンは明日なんだっけ?

でも日本って今既に2日なんだよね…?ロンドンのスーパームーンは今なのか、24時間後なのか…月齢のカレンダーでチェックしておけば良かった。

それにしても、本当に素敵な街。
幸せな場所。


この遊園地、明日になったら無くなってしまうのか…切ない。
今日来られて良かった。
また次の冬まで、しばしお別れ。

お腹が空いたので、食べ物を求めてうろうろ。
こういう時、物凄く並んでいるお店にあえて並びたくないけれど、全く人が居ないお店も心配で避けてしまうのは何故だろう。
アルコールが無いせいなのか、どのお店もなんとなく空いていて、結局去年と似たようなお店で、チーズソーセージロールを購入。
ホットワインが無いので、代わりの温かい飲み物、アップルパンチを頂いた。

アップルパンチ…温かいリンゴジュースにシナモンなどのスパイスが入っていて美味しかった。
これはこれで全然美味しい!

V&Aに居る間に、ホストマザーから電話が来ていたので、帰り道に電話した。
クリスマスイブから1月2日まで、毎年恒例で、息子さんの家に居るよ、と聞いていたんだけど、なんと年末には既に家に帰っていたらしい。
息子さんがインフルエンザになってしまった、とか。その前はお孫さんだったようで。
そんなわけで、日付と曜日感覚が狂ってしまっているらしく、3日に伺うよ、と言っているのに、何度も明日と勘違いしていて、電話を切る間際にも「See you tomorrow!」と。
心配になったので(というか、もし本当に明日だと思っていて、私たちが来なくて心配させてはいけないので)、リマインドのメッセージを送っておいた。
ロンドンに来て、自分のiPhoneからロンドンの電話番号でホストマザーとお話している瞬間が、いつも最高にロンドンに居る感じがして、凄く嬉しい。
ああ、このまま本当にここに住んでいられたら、こうしていつでも電話したりできるのに。

一昨日から牛乳を切らしていて、ミルクティーが飲めなくてそわそわ。
帰り道の電車で、キオスクみたいなお店を見付けて途中下車してみたりしたけれど、牛乳は売っていなかった。
昨日も、近所のTESCOは開いている予定だったのに(お店の外に、クリスマスから年始までの毎日の営業時間が書かれたポスターが貼ってあって、31日は確か10時から16時まで開店していると書いてあったのだ。)どうやら開いた様子は無かった。
結局、今日も買えないままだった。
まあ1月1日だもの。仕方ない。

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●この日の気温 最高7度 最低4度

●本日の服装
ヒートテックインナー
白い丸襟ブラウス
無印良品のヤク混のカーディガン
120デニールのタイツ
ドクターマーチンのブーツ

2 Responses to 2017-2018ロンドン旅行7日目 V&A→Winter Wonderland

  1. aruedo says:

    akiさん、こんにちは、

    今回もLondon旅行記、毎日の記録を楽しく読ませていただいています

    akiさんにとってLondonは another sky(‘;’) or second homeですから、色々なルートで入っていくのは、とっても楽しいですね✈
    今回のポーランドでは英語が通じず、不安になりましたね。変だけど、本当に外国なんだと、読みながら緊張してしまいました。でも、ほとんど知らない国を紹介していただいて新鮮でした。

    穴場を見つけての、カウントダウンも良かったですね
    私は大晦日はダウンタウンの「笑ってはいけない」が定番ですが(^^)/
    Winter Wonderland という冬の風物詩もあるのですね。知りませんでした
    素敵ですね。

    旅行記も終盤ですが、無理なさらずゆっくり更新してくださいね
    楽しみにしていま~す⛄

    • aki says:

      aruedoさん
      いつもコメントくださり、ありがとうございます!
      そうなんです、私は乗り継ぎは全然苦にならなくて、むしろそこに楽しみもあったりするので、今回のポーランドはとても新鮮でした。
      本当に、ああ外国なんだ…と私も痛感しました。英語がわかるって、凄いなあ、と。どんなに苦手でも、英語ならトイレくらい分かりますもんね。
      ポーランドがたった一泊(しかもせいぜい半日)だったので、次回機会があるなら、せめてもう一泊くらいしてみたいです。

      aruedoさんは「笑ってはいけない」派なのですね!私は紅白かなあ。
      ヨーロッパの冬は移動遊園地とクリスマスマーケットのイメージです。
      クリスマスが終わっても1月の最初まで楽しめるあの感じが凄く好きです。
      日本のクリスマスは、終わりがあっけないですもんね。

      残り数日分になりましたが、引き続きよろしくお願いします^^

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