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2018秋ロンドン旅行5日目-2 予定変更

London Christmas Fairの会場を後にしたら雨が降っていた。
ああ、今日は一日こんな天気なのか。
折りたたみ傘を出すか迷ったけど、英国人らしく差さずに歩いて駅に向かった。(単に面倒だっただけ。)
荷物いっぱいなので、一旦家に置きに帰ることに。

修理の人は13時から17時くらいに来る、と聞いていたので、鉢合わせたら嫌だなあ、と思ったんだけど、誰も居なかった。14時半。
もう終わった?ってことはないよね。人が入った気配は無い。
しかし、本当に今日来るのかね…?
何かUpdateあったら連絡してね、と何度も釘を刺したんだけど、本当に大丈夫かしら。

とまあ、あんまり心配してもなるようにしかならないので、再びお出かけ。
歩き回って暑かったので、ヒートテックはここで脱いで、カシミヤのスヌードも置いて行った。
旦那サンにおつかいを頼まれているパディントングッズを買いに、Paddington駅のPaddingtonショップへ。

年始に来た時に比べると少々淋しくなっている感じ。
そりゃそうだ、あの時は映画公開中だったし。
旦那サンのリクエストはiPhone X用のケースとかマグカップとかだったんだけど、
iPhone Xどころかスマホケースの類いは全く見当たらず。
映画版のパディントンではなく、絵本の頃のパディントンのマグカップはあった。
こまめに連絡を取りつつ、結局2019年カレンダーとマグカップを購入した。

Leicester Square駅に移動して、いつも必ず寄る紅茶のお店、Druryへ。
私はここのEnglish Breakfastをこよなく愛していて、旦那サンにはそれと追加でEarl Greyをとお願いされていた。
English Breakfastは最初250g2箱をかごに入れていたんだけど、箱は潰れるし思いきって500gを買うことに。
家で小分けにして密封すれば良いし。
Earl GreyはImperialとかRoyal Imperialとか色々あったので、それを各種1つずつ。
それからこれまで買ったことがないものなども追加しておいた。

外に出たらまた雨が降っていた。
さすがに傘をささないと、という感じ。
よく考えたらお昼を食べていなかった。時刻は既に16時過ぎ。
こんな時間に食べると夕ご飯が食べられなくなるなあと思いつつ、ここでガツンと食べて、夕ご飯はそれで済ませる、でも良いかな、とも思っていた。
屋根のあるところを選んでぼんやり歩いていたら、目の前にPetersham Nurseries(ピーターシャム・ナーサリーズ)が。
一昨日、Richmondでカフェが閉まっていたあのお店。今年Covent Gardenにオープンしたばかりの。
これ幸い、とお店に入った。
Richmondのお店ほど広くは無く、雑貨中心のお店で、奥にはカフェがあった。
噂に聞いていたとおりイタリアンらしい。
ピザも良いなあ、と思いつつ、絶対ひとりでは食べきれないような量が出てくるに違いない。と、なんとなくひるんで、
アップルクランブルのクリーム添え(Spiced apple crumble with crème fraiche)とミルクティーを頂くことにした。

うすうす予感していたものの、甘かった…。
糖分より塩分な私なのに、どうして甘いものを選んでしまったんだろう。
だって、体が甘いものをちょっぴり欲していたんだもの。ちょっぴり、だけど。
カフェの雰囲気は素敵な感じ、だけど、ソファ席に案内されて食べにくかったせいもあるし、
天板に彫刻が施されているメタリックなテーブルがおしゃれなんだけど、食器を載せるのに適してないせいもあるし、

一人のお客さんが全然いなかったせいもあるのか、
ちょっと居心地が悪かった。
デニムにスニーカーの、自分の格好のせいもあるか。
暗くなってきてそわそわしていたせいもある。
そそくさと食べて支払いを済ませて、カフェを出た。

カフェで使われていた食器が素敵だったけれど、カフェに入る前に見たとき確か凄く高かった。
結局お店では何も買わず。
店内も素敵だったので、Richmondの時のように写真を撮らせてもらいたかったんだけど、店員さんが全然捕まりそうになかったので、そのままお店を出た。

いつものようにLondon Transport Museum(交通博物館)へ。
前から気になっていた「LONDON BY DESIGN」の本がなんと75%OFFの表示。即決。
午前中、結構買い物しちゃったし、もうおとなしく帰ろう、と思いつつ、どうしても気になっていたお店があった。
OLIVIA BURTON
アクセサリーや腕時計のブランド。
数ヶ月前に偶然見付けて、日本にも取扱店がいくつかあって。
元々日本で買っても値段はそんなに高くなかったんだけど、ロンドンに行く機会があるなら行ってみたいなーと思っていた。
それが、Covent Gardenのマーケットホールにあった。
場所を確認して行ってみたら、小さいけれど、世界観がきっちり作られている可愛いお店だった。

腕時計が気になっていて、じっくり見ていたら、店員さんが話しかけてきた。
最初は見ているだけだから大丈夫、とあしらったんだけど、1階も地下もひととおり見て、再度1階に戻って悩んでいた頃、アジア系の若い女の子が、せっかくだから試してみて!と、人懐っこい笑顔で話しかけてきた。
その子は、「日本人の女性は、大きなものより小さなものの方、シルバーよりもピンクゴールドの方を好むみたい。あなたも同じかどうかわからないけれど。」と。
確かに、私も似たような傾向ではある。
あまり大きなのはちょっと。
最初は、ピンクゴールド系で、小さめのもので、文字盤の表面がシェルのもの、文字盤に花が入っているもの(最初に見た時そのデザインに一目惚れしたので)、を探していたんだけど、
地下で、黒い文字盤、黒いツヤ消しのメタルバンドのものを見て、凄く珍しいなあ、と。
それを告げて、その子と一緒に地下へ。
黒い時計なんてこれまで一度も、検討したこともなかった。
けれど、見れば見るほど、それが素敵に見えた。
文字盤の表面はシェルじゃないけど、まあ良いか、と。
お会計を済ませたら、彼女が私の腕に合わせて長さの調節もしてくれた。
その間に、ローズレモネードのサービス。
店内の写真も自由に撮ってね!と。
そしてちょっとおしゃべり。
彼女は香港の出身らしい。そして私の英語を誉めてくれた。
こういうのが一人旅の良いところだなーと思う。
調整を終えて、スポットライトの下で見てみたら、文字盤が緑色に見えた。
えっ?もしかして、黒じゃなくて緑だった?と焦ったんだけど、
なんと、シェルだった!
見れば見るほど、好みだ。
しかもお買い得。免税手続もしたら13,000円もしないんじゃないかな。
これは、自分への転職祝い。(ちょっとお祝いしすぎかもしれないけれど。)

ああ、良い買い物した。ほくほく。
もうどこにも寄らずに帰ろう。見ていないところも行っていないところもたくさんあるけれど、もう切りが無い。

東京並みの満員電車に乗って帰宅。
ありゃ。やはり誰も来ていないじゃないか。お湯も出ない。

どーなってるんだー!!!

メールをして、返答を待っている間、いよいよどうしようかと、Booking.comで近隣のホテルを探し始めた。
しかし、この駅はエレベーターがあるから良いけれど、エレベーターが無い駅だとしんどい。
路線図を見て、エレベーターがある駅のまわりのホテルを探すと、思いのほか無い。(あってもとんでもなく高いとか!)
そうこうしているうちに、返事が来た。
オーナーと連絡が付かず、修理が延期になってしまった、とのこと。
そして、今回の滞在の合計金額の半額を返金します、とのことだった。
まあ、仕方ないよなあ。
この人たちのせいじゃないし。
単に私の運が悪かっただけだ。

昨夜、明日のヒースローまでのミニキャブも予約したところだった。
予約の三時間前までならキャンセル無料らしいけれど、キャンセルの手続きはWebではできなさそうだなあ。(何かあったら電話で、と書かれていた。)
そして、今から荷造りをして、また別の部屋に行って、と考えると、なんだか馬鹿らしくなってきた。たった一晩のために。
なので、気を取り直して、お風呂の栓をする方法をネットで探した。
(バスタブがあるのは幸運なのだが、なぜかバスタブの栓が無かったのだ。)
そしたら、ビニール袋に水を入れてしっかり口を閉めて排水口に置くとそれが栓になる、という。
さすが知恵袋!(100円ショップに買いに行け、とか、ゴルフボールが栓になる、とかもあったけど、今はそれじゃないんだなー)
ホストマザーにみかんをもらった時に入っていたビニール袋があったはず、とゴミ箱から探し出して水を入れた。
それを栓にして、キッチンにあったパスタ用の大鍋と、それより一つ小さいサイズの鍋にお湯を沸かした。
それから電気ケトルにもいっぱい。
バケツリレーでバスタブにお湯を溜める作戦。
気が遠くなるなあ、と思いながら、初日に買ったインスタントスープを合間に飲んだりして、なんとか頑張った。
途中、なんか抜けてない?と思ったら、ビニール袋が萎んでいた…。
ビニール袋に穴が空いているらしい。
あまりのことに可笑しくなってきたけど、ここは諦めずに、成田で買ったお土産の袋に水を溜めて、水漏れしないことを確認して、再び栓。

何往復したかわからないけれど、それでもお湯は確実に溜まってきた。
メイクを落として、先に熱いタオルで体を拭いて、お湯に浸かった。

はああ、生き返る。

油断すると、お湯の揺れで栓が浮き上がり抜ける。
一時の油断も許されない。
が、とりあえず物凄くさっぱりした。
頭もしっかり流してみたものの、ドライヤーを掛けたらべたつく感じが気になる。
仕方ないので、パジャマをしっかり着込んで、靴下も履いたあと、バスタブに頭だけ引っ掛けて、水のシャワーでシャンプーとトリートメントをした。
そして再びドライヤー。
これで、本当にすっきりさっぱりした。
水は冷たいけれど、凍えるほど冷たいわけではない。ボイラーを通ってきている分、若干生温い感じ。
体もそれほど冷えなかった。

なんだか大変だったけど、なんとかなるものだなあ。
毎日お湯の心配をして連絡を取り合う時間は勿体なかったし、
普通のホテルに泊まっていれば、しなくて良かった心配なのは確かだ。
それでも別に、街中でスリに遭ったりしたわけでもないし、心無い誰かに傷付けられたわけでもない。
ただお湯が出なかっただけだ。
そう考えたら、別に大した問題じゃなかったな、と思えてきた。
これくらいのトラブルはスパイスだもの。
到着の日は寒かったけど、それ以降は幸いずっと暖かかった。
真冬じゃなかったのが何よりだ。

いつものように荷造りテトリスをして、ようやく寝られたのは深夜1時前だった。

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●この日の気温 最高15度 最低7度

●本日の服装
ヒートテック -途中で脱いだ
無印良品のヤク混のVネックセーター(モカ)
Paul Smithのデニムパンツ
sunaokuwaharaのブリティッシュウールのショートコート(カーキ)
カシミヤのスヌード(チャコールグレー) -途中で外した
タイツ
NIKEのスニーカー

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