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ロンドン31日目 最終日

曇り。今朝も暖かい。

あらかじめ予約していたHeathrow Shuttleのお迎えの時間は8:00〜8:30になっていて、
5月の時はかなり早めにお迎えが来たので、
先にスーツケース2個を一つずつロビーまで降ろして、
ボストンバッグも一緒に降ろして、
もう部屋には戻らなくて良いような状態にして、
朝食を急いで済ませた。

8:15くらいにお迎えの車が来た。
思ったより大きい車だった。10人くらい乗れるかも。
最後のロンドンの景色だと言うのに、車の中ではもう眠くて眠くて、
頭がぐわんぐわんなってた。

9時半頃、ヒースロー空港に到着。
帰りの飛行機ももちろん、Virgin Atlantic。11:30発。
来年1月末で日本路線撤退なので、これが最後のVirginになりそう。
(香港経由もしくは上海経由で乗る、ていう手も考えてるけど。)
今回の飛行機、いつものより1時間半くらい早くなったのにお迎えの時間がいつもどおりで、
間に合うんだっけ…?と思ったら、
案の定全然余裕が無くて。
*Heathrow Shuttleは航空会社と便名を指定するとお迎え時間が自動的に割り出される。

免税手続きに並んでいたんだけど、気が付いたら10時半近くになっていて。
しかも、夏とかの繁忙期なら、現金返金用とクレジットカード返金用の窓口が分かれていて、
クレジットカード用の窓口の方が比較的早いのに、
閑散期だからなのか、窓口は一つしか無く、長蛇の列になっていた。
免税手続きは諦めるしかなく、仕方なく列を外れた。
スーツケースを預けて、出国手続き。
(ところで、傘も無事預けられた。)
人生初のアッパークラス(コツコツ貯めたマイルでアップグレードした☆)、保安検査場のフロアへも、専用のエレベータで。
保安検査場自体も、恐らくアッパークラス専用。

世の中、お金次第ですよ。

保安検査もすんなり終了して、免税品売り場に出たものの、
その時点で10時40分。
チェックインカウンターで、アッパークラス専用ラウンジをぜひご利用ください、と案内され、
ヒースローのヴァージンのラウンジは凄く良いらしい、と聞いていたのに、
それどころか、お土産をじっくり眺める時間すら無かった。悲しい。

ゲートに走って向かったら、飛行機内の準備が終わっていないらしく、結局30分くらい遅れた。
なんのこっちゃ。

アッパークラス、場所によっては外が見えない席がある、という情報を入手していたので、
往路でチェックして、急いで変更した甲斐あって、
ちゃんと外が見える席だった。
窓に背を向けて座るような配置になっている。
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落ち着くとすぐにウェルカムドリンクが。
メニューが渡されて、その中から選べるようになっていて、
本当はシャンパンが飲みたかったんだけど、他の人のを見てみると結構たくさん注がれていたので、
Virgin Mojitoていう、ノンアルコールのモヒートをお願いした。
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トルティーヤチップスと一緒に渡された。
さっぱりしていて凄く美味しかった!

エンターテイメントシステムが壊れていたらしく(多分、その調整で遅れたんじゃないかと)
モニターでは一斉上映の映画しかない、とのことだった。
(というかそもそも私のモニターは点灯すらしなかったし。航路が見たかったのにー。)
アッパークラスのお客様には、オンデマンドのタブレットが一人ずつに配布された。
iPadみたいなやつ。iPadではなかったけど。

食事も、あらかじめ渡されたメニューの中から、前菜、メイン、デザートを選んだ。
お食事の時間になると、きちんとテーブルクロスが敷かれ、シルバー類とナプキンが用意された。
ちょっとしたホテル、という感じ。
最初に食前のワインが配られたんだけど、勿論頂かず(下戸って悲しい。)、ガス入りのミネラルウォーターを頂いた。

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二種類のパンの内、プレーンな方のパンを選んだあと(もう一個はパンプキンシードのパンだった。)、
前菜は「カルダモン風味のキャロット・ジンジャースープ」を。
カルダモン風味、というだけあって、カレーに入ってるスパイスのような味だった。
*ところで食器のデザインが全部斜めになってるデザインで、大変好みだった。カップアンドソーサーも!

他に、「和風前菜各種」「マッシュルームニョッキ」もあった。
斜め前の英国人男性?(ヴァージン関係者っぽかった。)は器用にお箸を使って、和食を召し上がっていた。

メインは「英国産牛フィレ肉」を頂いた。
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美味しかった!
他に、「鱈の味噌風味」「パニール・ムサッラム」「サーモンフィレのグリルとピュイ産レンズ豆」があったみたい。

デザートは「暖かいトフィーアップルとピーカンナッツのプディング」を。
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クリスマスプディングのような、もっちりした食感のケーキで美味しかった。
でも、もう一個の「ホワイトチョコレートとマンゴームース」と凄く迷った。そちらも食べてみたかった。

食後にさらに、チーズ・クラッカーの盛り合わせなどもあったんだけど、
ワインも飲めないし(もれなく赤ワインもついてきた様子。まあ、もちろん要らない、ていう選択もできたと思うけど。)、お腹はいっぱいだったし辞めておいた。

食事が終わって、まったりしていると、すかさずCAさんがやってきてくれて、
ベッドを作ってくださった。
背もたれがそのまま後ろにリクライニングするのではなく、
背もたれ部分が手前に倒れて、フラットになるらしい。(なので、座ったままではできない。)
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薄いパッドが敷いてあって、軽い羽毛のブランケットがあって、しっかり足が伸ばせる!
本当にホテルみたい!
これが飛行機で空の上だなんて、忘れるようだった。
ちなみに枕元においてある黒いのは、パジャマみたいなの。
希望者にはサイズを聞かれて配られたのだ。
着替えると楽だなあ、と思ってもらったんだけど、そうすると着陸前にまた着替えに行かなきゃなのか、と考えたら面倒臭くなって、結局着替えなかった。
持って帰って部屋着にしよう。

バーカウンターでおしゃべりを楽しんでいる人たちも居て、
その賑やかさで目が覚めたけれど、
それでもたっぷり3時間くらいは熟睡してたような気がする。
たっぷり熟睡なんて、エコノミーでは考えられない。
そのまま横になってごろごろしながら、iPhoneのKindleで本を読んだりして過ごした。
起きているのに気付かれると、CAの方が「飲み物をお持ちしましょうか?」と声を掛けて(そんなに頻繁にではなかったけど。)くださるので、
最初に頂いた、ノンアルコールのモヒートをお願いした。
飲み物メニューも、かなり種類があって、じっくり見るのが楽しい。
珈琲もホットチョコレートもアールグレイも緑茶もハーブティーもあった模様。
他にも軽食メニューもあった。
そんなに沢山あると、11時間のフライトでも足りないくらい。

夏のフライトではずっと太陽がうっすら出ている印象だったけれど、
やはり冬だからなのか、真っ暗になっている時間が結構あった。
そして、じわじわ明るくなる空は、飛行機ならではの景色だなあ、と、
じーっと見てしまう。
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こんな時間が本当に何よりも大好きだ。

ベッドを椅子に戻してもらって、ブログの下書きをしていたりしたら、
あっという間に朝食の時間が来た。

朝食は、メニューと一緒に貰っていたオーダーカードに、
食べたいものをチェックして渡すシステム。
凄くいっぱいあって迷ったけれど、
ヨーグルト+グラノーラ、ベーコン、トマトのグリル、ハッシュブラウンポテトとフレッシュフルーツジュースをお願いした。
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食べたいものだけ選べるなんてありがたい。
もちろん、Full English Breakfastにすることも可能。

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着陸前にミルクティーを頂いた。
このソーサー、右の方が少し大きくて傾いてるのわかるかしら?

という感じで、本当にあっという間に日本に到着した。
日付は23日の8時。
大抵、帰国の方が早く感じるけれど(事実1時間くらい復路の方が短いし)、
今回ほどあっという間に感じたことはない。

預けたスーツケースも、どうやらアッパークラスから出てくる模様。
すぐに出て来てびっくりした。

世の中、お金次第ですよ。

こうして、私の約一ヶ月の旅が幕を降ろした。

4 Responses to ロンドン31日目 最終日

  1. aruedo says:

    akiさん、お帰りなさい!

    毎回、楽しみに読ませて頂きました。
    学校での最終日が近づいてくると、私自身もそこにいるように、名残惜しい気持ちになりました。
    お友達とのランチやショッピングも楽しむことができて、良かったですね。
    アッパークラスのフライトって、素晴らしいですね。

    >会いたい人には自分から会いに行けばいいのだ。

    なんと素敵な言葉でしょう!
    素敵な出会いがたくさんあったのですね。

    akiさんの日記を読んで、私も、イギリス、ロンドンに行ってみたくなりました。
    年末、お正月、ゆっくり過ごして下さい(^.^)

    • aki says:

      aruedoさん>
      ただいまです!
      毎回読んでくださったとのこと、ありがとうございました!
      一ヶ月って、普段の旅行に比べたら全然長いのに、
      もの凄くあっという間でやり残したことがたくさんです。

      アッパークラスは、本当に夢のようでした!
      正規料金では恐らく一生乗れないと思うので、またこつこつマイルを貯めて、
      アップグレードしよう!と固く決心しました。

      本当に素敵な出会いがたくさんありました。
      お別れが本当に悲しかったです。ロンドンにしばらく居る、という友達には会えそうですが、各国に散らばっている友達とはほんの数週間ではそこまで親しくもなれず…それが余計に淋しい感じがしました。

      ロンドン、大好きな街です。
      aruedoさんもぜひ行かれてみてください!

  2. Mayu says:

    す、凄い!!憧れちゃう〜(((o(*゚▽゚*)o))) 一生乗ることは出来ないであろうアッパークラス…だけど、Akiのお陰で、どんなものかを知ることが出来た☆疑似?妄想?!体験! 至れり尽くせり、横になって寝れるなんて最高だっっ。 アッパーに乗る体験も含めて、Greatな留学になったね( ´ ▽ ` )ノ
    「世の中お金次第ですよ」のブラックAkiに笑っちゃったよ。。。ふふふ

    • aki says:

      Mayu>
      私も一生乗らないだろうなあ〜と思ってたんだけど、意外とマイルが貯まってて実現可能なことがわかったよ!マイル、超侮れないよ。
      そうなの、横になって寝られるなんて凄いよね。エコノミーの膝がぶつかりそうな席とも、行きのプレミアムエコノミーとも大違い!
      飛行機に乗ってる、てことを忘れちゃうよ。
      また頑張って貯めないと☆(正規料金では一生乗れない…。)

      ブラック…?いやいや、本当ねー、世の中お金次第なのよ!!(真顔)

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