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2016ロンドン旅行6日目 Brightonへ-1

7時起床。
本日は南の街、ブライトンへ。
あらかじめ購入しておいた電車のチケットは、この時点では単なる予約番号に過ぎなくて、
Victoria駅で、発券手続をしなくてはいけない。
そのため、予定していた電車の時間は9:21だったんだけど、早めに駅に向かうことにした。
何度か朝のVictoria駅に行ったんだけど、National Railの券売機のところはすさまじい行列ができていたのだ。

朝食は食べずに駅に到着。
当日券の発券機と、既に予約している人用の券売機に分かれていて、
予約している人用の券売機の付近、これまで見た中では一番空いていたかも。
とは言え並ばずに発券できるほどではない。
数分程度並んで、いざ我々の番。
予約番号を入れて、購入時、支払いに使用したクレジットカードを通して、
内容を確認して、発券完了。
予想通り、券面にはあらかじめ指定した乗車時刻は書かれておらず、
Anytime Day Returnとだけ書かれていた。

さて、無事に発券も済んだので、どのホームから出発するのかを、電光掲示板で確認。
しかし、噂に聞いていたとおり、直前にならないと、ホームの番号が表示されない。
周りを見ると、電光掲示板を凝視している人たちがいっぱいだった。
時間もまだ少しあるので、電車の中で食べる朝食を買うことに。
色々あって悩んだけど、一番無難そうな、サンドイッチのお店で、
パニーニと紅茶を購入した。
(紅茶を注文したとき、お砂糖いる?とは聞かれたんだけど、ミルクのことは聞かれなくて、しまった!ミルクもらうの忘れてた!と思ってたら、何も言わなくてもミルクティーになってた!さすが。)

電光掲示板のホーム番号がようやく表示されて、
改札に切符を入れて通ったら、私たちのホームの番号が見付からない!
え?なんで?どこ?と軽くパニックになっていたら、改札のところに居たおじさんが、
指でちょいちょい、っと私たちにおいでおいでしている。
(何かの本で読んだんだか。こちらの人って、日本人がよくやる「おいで」=手のひらを下にして、全部の指を使って呼ぶやつ、は犬猫に対してやるしぐさだとか。人を呼ぶ時は、手のひらを上に向けて、人差し指だけ動かす、と聞いたことがある。で、実物を見て、本当だー!と思ったところ。)
その人のところに行ってチケットを見せたら、なんと別の場所にもホームがあるという。
ここを出て左に曲がって…と説明されたとおりに向かったら、
確かに7番〜15番、みたいに別のホームがあった。
(更にもう一つホームがありそうな感じだった。)

無事に電車に乗り込んで、席を確保して、
一息ついていたら、特になんのアナウンスもなく、気が付いたら静かに出発していた。
(電車のドアも、ボタンを押して開けるタイプで、しばらくすると勝手に閉まるのだ。だから「ドア閉まりまーす」みたいなアナウンスも無い!)
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車窓からの景色はあっという間にのどかな雰囲気に。
パニーニを食べて、紅茶飲んで、おしゃべりしたり、スケジュールを確認していたりしたら、
案外あっという間に着いた。だいたい1時間くらいの予定だったんだけど、途中電車がのろのろ運転になったりして、結果的に10分くらいは遅れた。
駅に着いたのが10:25。
レンタカーを借りる時間は10:30なので、ピンチ!
しかし旦那サンはどうしてもトイレに行っておきたいとおっしゃるし、トイレへ。
ここのトイレももれなく有料。(駅のトイレは大体有料。20〜30ペンスくらいが相場。)

レンタカー屋さんは駅から徒歩2分で、あらかじめ予習しておいたとおりすぐに見付かったんだけど、
結局予定より10分くらい遅れてお店へ。
カウンターには女性が二人居て、私たちを担当してくれた女性は、新人さんっぽかった…。
(なので結構時間が掛かった…。)
でもとても親切で、感じの良い若い女の子だった。
保険の説明を聞いて(ごくごく簡単なものだったけど。)、契約書類にサインをして、支払いをして。
この時、預かり金として£150が含まれるけれど、何事も無く返却されれば間もなく返金されます、との説明もあった。
本日のドライブの相棒は、グレーのBMW 2シリーズGran Tourer ハッチバックのディーゼル車。
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あまり大きくない車で一安心。
外観の確認をして、気になるところがあったら、自由に撮影もしておいて、と言われたとおり、きっちり確認した。
左フロントのタイヤにスクラッチ傷がある、という説明と確認も。
この辺りの一連の手続きや確認作業は日本と同じ感じで、特に難なく完了した。
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この車、レンタカーなのにサンルーフもある!嬉しい!

いざ車に乗り込んで、ナビで目的地を設定して。
(この辺り、もたもたしてしまった。名前を入れても出て来ず。ちゃんとあらかじめ住所を記録しておくべきだった。)
しゅっぱーつ!

UKは日本と同じ右ハンドル、左側通行なので、以前ハワイで乗った時ほど違和感なく走れた。
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(まあ、私は助手席に座っていたんだけれども。)
商店街のような小さな道を抜けると、目の前には海が!
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これまでずーっと、ロンドンばかり行っていたので、海が凄く新鮮!
目的地のSeven Sisters Country Parkまでは大体45分くらいだっただろうか。
目的地に近づくほど、海からは遠ざかり、牧場のような風景が続いた。
けれど、日本でおなじみの山は全然見えなくて(せいぜい丘程度)、なんとも新鮮な景色。

途中、大きな渋滞も無く、ひやっとするような場面も無く、無事到着。
Seven Sisters Country ParkのVisitor Centerに駐車場があって、適当に駐車。
駐車場内のいたるところに、駐車料金の券売機があって、その横に料金表が。
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ちなみに券売機はこんな感じ。
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普通車は、二時間までは£3、二時間以上は£4となっていたので、
二時間以上を購入した。
購入すると、レシートのような紙が出てくるので、
それを、車の中のダッシュボードの見える場所に置いておいた。
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(一応他の車の様子も見て、参考にした。)

トイレがVisitor Centerにしか無い、と聞いていたので、トイレを済ませ、ルートを確認して、Visitor Centerを背にいざ出発。
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崖の上に行くルート、下に行くルート、眺望ポイントに行くルートなどがあるんだけど、
ひとまず全景を見たいので、眺望ポイントに行くルートを選択。
眺望ポイントに行くルートも、川沿いを歩くルートと、牧場?草原?内を歩くルートがあり、
個人的には牧場推しだったんだけど、旦那サンが草なんか見ても面白くない!とおっしゃるので、
川沿いのルートで。
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途中、何匹も犬たちに出会ったんだけど、彼らもれなくしっとり濡れていたよ…。きっと海や川で遊んだんだね…。
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わしゃわしゃ撫でられず残念!

本当にこっちで合ってるの?と何度か不安になりながらも、出発から30分くらい過ぎたあたりから、河口付近と白い岩肌が見えてきた。
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そして出発から約50分、ついにあの景色の場所に到着した!
写真を撮ろうと試みたものの、肉眼で見た景色には到底叶わないことを一瞬で悟った。
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嘘みたいに晴れ渡った雲一つ無い空と、キラキラ光る海と、真っ白な切り立った崖。
今まで見たことのない景色だった。

瀬戸内海沿い育ちで、海といえば必ず小さな島がいくつも浮かんでいたので、こんな水平線は超新鮮。
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この向こうにはフランスがあるのか。
まるで何もないみたい。大陸発見した人って、どんな気分だったんだろうなあ。
きっと凄くわくわくしたんだろうなあ。

丘の上では、牛たちがのんびりしていた。
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細いロープが張ってあって、一応そこから出られないようにはなっていた。
旦那サンが牛に触りたくて手を伸ばした時、細いロープに当たったらしい。
なんとその細い細いロープ、電流が流れていたらしい。なんか「パチッ」と音がしたらしい。
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そう言えば遠くの方に、うっすら「Danger」とか書いてあったような…。

気温は25度くらいだったと思う。けれど、直射日光で日陰もなく、じりじり暑い。
想像以上に体力を奪われた。
丘の上のベンチでひと休みして、旦那サンが唯一持っていた、残り100ccにも満たないスポーツドリンクをちみちみ分け合って(トイレを恐れて飲み物を持参しなかったのは失敗だった…。)、
再び歩いて戻ることにした。

海岸は、砂浜ではなく砂利道で歩きにくい。
川の反対側は、まさにあの白い崖のすぐ下に繋がる海岸になっているんだけど、
ちょうど引き潮の時間帯で、川の流れも凄まじく速い。
小さなカヌーみたいな船ですいすい流れて来た人たちも、河口近くの流れが速すぎて、
あっという間に海に流されそうで(あんな小さな船で沖まで流されたら、と思うと見ているだけでもぎょっとする。)、船に繋いだロープで、陸の人に引っ張ってもらったりしていた。
そんな感じで、いろんなブログなんかでも読んでいたとおり、反対側にはどうにも渡れそうにない。
(渡りたければ、一度スタート地点まで戻って、別ルートで進むしかない。)
この小さな川で、渡し船の商売を始めたら、絶対儲かるよね!とか下衆な話をしながら帰った。

川の向こう側から、やけによくとおる羊の声が聞こえる。
その声が「ねーーーー!」「ねーーーー!」と呼びかけているみたいで笑えた。
声だけ聞いてると、必死な感じがして。

Visitor Centerまで戻ったらすぐ移動するつもりでいたんだけど、
あまりにも暑いので、カフェで休憩することに。
カフェの店内、驚いたことにエアコンが無く、あまり涼しくない。
風がある分、外の方が涼しいかも、ということで、日陰のテラス席に座った。
シシリアンレモネードとラズベリークラッシュ、というジュース。
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レモネードは「シシリアン」なだけあって、いつもの炭酸ではなかった。
他にカフェなんて無さそうなのに、意外に良心的な値段だった。
(ひとつ£2.50くらいだったような。もし日本の似たような立地・雰囲気のカフェだったら、ジュース800円くらい、紅茶なら1000円近いかも。)

続く

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