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2016ロンドン旅行6日目 Brightonへ-2

あの後、まっすぐレンタカーを返しに行くつもりでいたんだけど、
どうしても崖の上からの景色が見たかったよね、と。
どこか見られるところ、あるんじゃないかな、と検索してみて、急に思い出した。
Birling Gapという場所。
調べてみたら、ここから車で10分くらいの場所だった。
帰りの時間を考えて、ギリギリ行けるか行けないかの感じ。
時間に厳しい旦那サンも、行ってみたそうにしている。

行かないと後悔するかもしれない、と咄嗟に思って、
「良いよ、行ってみよう!もし返却時間に間に合わなそうだったら、私がレンタカー屋さんに電話するから!」と、車を発進してもらった。
頼もしい、私!(自画自賛☆)

再び車を走らせること10分。
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行きで見たような放牧風景が広がった、と思ったら、急に大量の路駐車が。
この先にあるに違いない、と進んでいったら、ビンゴ!
ほぼ満車に近い感じの駐車場が見付かった。
しかし、空いていない。空いてる!て思ったら、優先車両用だったり。
車がこのまま停められないなら諦めよう、と、狭い駐車場内をぐるぐる回っていたら、
突然、空いているところが見付かった!なんという偶然。
そこにいそいそ停めて。
で、Visitor Centerと同様の駐車料金システムでお金を払って。(今回は1時間以内£1を支払い。)
海側を見て左に行くと、丘があって、そちらを登ると崖の上に行けそうな感じ。
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ただし今回は時間が無いので、そちらには行かず、
駐車上の先に展望デッキのようなものがあったので、そこに行くことに。
(正確には、海岸に降りるための階段の踊り場なんだと思われる。)
海岸には日光浴している人たちや、泳いでいる人たちがたくさん!
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そして右にも左にもあの白い崖が切り立っていた!
急いで写真撮って、空気をたっぷり吸い込んで、いざ、レンタカー返却へ。

しかし、ちょうどVisitor Centerあたり、道が細くなってて大渋滞。
行く時には運良く大して混んでなかったんだけど、眺望ポイントに向かって歩いている時に、混んでるのを確認した。
橋が架かってるんだけどその上、車がすれ違えなくて、大体5台くらいずつ交互に通行していた。
そこで15分くらい掛かったかも。
そしてやはり平日の夕方の渋滞は、どこの国でも同じだったか…。
反対車線はもっともっと渋滞していたけれど、思いのほか先ほどの15分が効いてきて、
どうにもこうにも17時返却には間に合わない様子。
16時半過ぎていた頃だったか。
意を決して、レンタカーの契約書類に書かれている電話番号に電話した。
しどろもどろで、冷や汗をかきながら、30分延長したい旨を伝えたら、あっさり「OK」と返って来た。
はああ、良かった。

その後もあちこち渋滞していた。
一番の渋滞は、駅に近づいたあたりの、大きな通り。
三車線あるんだけど、レンタカー屋さんは左折しないと入れないので、一番左のレーンに居なければならない。
けれど、信号待ちしている間に交差点でそのレーンに車がどんどん合流してきて、信号が何度変わっても一向に前に進まない…。
この渋滞、東京以上かもしれない…。と思った。
ただそのおかげで、有名なRoyal Pavilion(ジョージ四世の別荘だったらしい。インド風の外観。)が見られたのでラッキー。
そうこうしているうちに、時間はついに17:30!
もう本当に数100mのところがゴールなのにー。とじりじりしながら、
結局17:36、レンタカー屋さんに到着した。
すぐに車を降りて、急いでカウンターへ。
朝居た若い女の子が一人で座っていた。
遅くなってごめんなさい、と平謝りする私たちに、あら全然良いのよ?と笑顔。
この辺渋滞が凄くてびっくりした。と言うと、この時間は特に酷いのよー。と返された。
彼女が外で、車の外観を確認して、特に問題無いことが分かると、
中で、預かり金£150が返却されることを確認して、確認書類に署名。
その時彼女、自分の時計を見て、17:30と記入した。既に17:40過ぎていたのに!
「ドライブはどうだった?楽しかった?夜も楽しんでねー。」
と、終始笑顔で、送り出してくれた。
あれ?ガソリンは?満タンにしてないけど…と思ったけど、目で見てもメーターは満タンのままだったし、
多分走行距離的に全然大したことない。
チェックシートを確認したら、返却時の燃料のところF(=満タン)のところにチェックが付いてた!
そして、延長時間分は?と思ったけれど、契約書類を見直してみたら、一日単位のレンタルだったようで、
こちらも影響無しだったようだ。

無事に車を返却して、歩いて移動。
駅から海に向かって南下したところに、メインの通りがある。
まずは腹ごしらえ。
何せお昼ご飯を食べ損ねていたので、早めに晩ご飯へ。
晩ご飯のお店は、以前フィッシュ&チップスが美味しいお店としてテレビで紹介されていた、BANKERS
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スタンダードなフィッシュ&チップス(Prime Fillet of Medium Cod & Chips)と、ステーキ&キドニーパイ(Steak & Kidney Pie & Chips)を注文。
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フィッシュ&チップス、サクサクの衣が凄く美味しい!
さすが海の街!
ステーキ&キドニーパイも、くどくなく、こってりしすぎず、良い意味で控えめな味付けで美味しい。
店内のお客さんも、観光客という感じじゃなく、地元の人たちな雰囲気だった。
入口からじゃ分からなかったけれど、中は意外と広くて、ファミレスのような雰囲気。
他のシーフードメニューも美味しそうだったんだけど、まあ大体一人一皿注文すれば満腹すぎるくらいなので…。

お店を出てから、更に南下して、海沿いへ。
通りには可愛い家がたくさん並んでた。
太陽も傾いて良い時間。
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そして本日のもう一つのメインイベント、British Airways i360
このためにブライトンに来たと言っても過言ではない。
駅付近に居た時は全く見えなかったけれど、海に近づくにつれて、細長い柱の先端に円盤のようなカプセルが見えてきてワクワクする。
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というかよくこんなところに、あんな個性的なものを建てたなあ、とも思う。

海岸はやはり砂利道で歩きにくい。
にもかかわらず、大勢の人たちが座ってピクニックしてたり、犬の散歩をしていたり。
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カモメもたくさん居た。

British Airways i360は、大体、一回30分程度かけて昇降するようで、ちょうど頂上からカプセルが降りてきているところだった。
近くで見ると意外と大きい。
で、しばらく見ていたんだけど、もしかして、この次のやつに乗るんじゃない?ということで、
予定時間よりだいぶ早かったんだけど、乗り場に行ってみた。
そしたら既に列ができていて、入口でチケットを見せたらすぐに手荷物検査場へ。
バッグの中をくまなくチェックされたあと(ポーチの中まで開けて見られる徹底っぷり。まあいろんな事件があるからね。)、金属探知機的なやつで、人間もチェックされた。
それを抜けると、観光地でおなじみの写真撮影。
そして透明カプセルへの入場を今か今かと待つ人たちのもとへ。
恐らく今回初めて搭乗、という人たちばかりで、みんなどこに並んだら良いのか分からない様子。
入口はなんとなくこの辺?というあたりに散らばってる感じ。
しばらくしたら透明カプセルが地上にじわじわ上がって来て(降りるのはどうやら一つ下の階らしい。)、
一斉に中へ。
ポジション取りをどうするか直前に迷ってしまって、海側か、いや街側か、それとも夕焼け側か、ともたもたしている内に、窓ガラスの部分=外周は埋まってしまった。
とは言え、中は相当広い。
ロンドンアイよりも広いし、ドーナツ型なので、外周に人が固まっているだけで、真ん中はそこそこ空いてる。
夜の便にはバーカウンターもあって、早速シャンパンを注文している人たちも。
じわじわじわじわ上昇して(あまり速くない。しいて言うなら、低層ビルのエレベーターよりも遅いかもしれない。)てっぺんに辿り着く頃には人も散り散りになった。
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私たちもぐるっと一周してみることに。
床は、フラットな部分は下が見えないようなタイル貼り?になっているけれど、
丸くカーブしている部分と天井は透明なガラスなので、高所恐怖症な人は怖いかも。(まあ高所恐怖症な人は乗らないわね。)
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街側を見ると、海岸近くはそこそこ高いビルが並んでいるけれど、海岸から離れるにつれオレンジや茶色の屋根の家々が並んで、なだらかな丘が広がっている。(きっとそこには牛や羊たちが居るに違いない。)
日本だとそこに見えるのはほぼ山なので、それがやっぱりなんとも新鮮な感じ。
昼間あんなに晴れて雲一つ無い空だったのに、夕方になって少し曇ってきたので、綺麗な夕焼け、というわけではなかったけれど、
ちょうど反対側、Brighton Pierのあたりにほぼ真ん丸な月がのぼっていて、凄く美しかった。
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20:00の便だったんだけど、実際には19:45頃には離陸して、20:15頃には着陸。(フライト、と書いてあったので、あえてそう言ってみる。)
まわりはまだうっすら明るくて、夜景には少し早かった。
惜しい!
次回はもっと暗い時間に乗ってみたい。
海側は淋しいかもしれないけれど、街側はきっと綺麗なんだと思う。

降りてから、再び上昇するカプセルを見上げたり、散歩したりして駅へ。
駅までは緩やかな上り坂で、距離もまあまああるけれど、全然苦にならないのは、景色が新鮮なのと気候が良いからだと思う。
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事前にチェックしていた雑貨屋さんなどもあったのに、思った以上に全然まわれなかった。
ブライトン、また来なくちゃ。

電車の時間を、National Expressのアプリで調べて駅に向かっていたら、
ちょうどたった今出発してしまって、次は20分後…というところだったのだけど、
運良く?電車が遅れていたおかげで、駅に既に到着していた電車に、小走りで乗り込むことができた。
Victoria駅に着いたのは22時過ぎ。
ぎゅぎゅっと濃い一日だった。

帰りの飛行機のチェックイン開始のお知らせが届いたので、手続き完了。
旅が終わりに近づいている。

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本日の服装
五分袖Tシャツ
薄手の長袖カーディガン
ふくらはぎ丈ジーンズ
スニーカー

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