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2016冬ロンドン旅行5日目 Notting Hill – London NYE

8時前に起床。
今朝もどんより。
今夜はカウントダウン花火を見に行くので、ゆるめの計画。

滞在先がNotting Hillなので、せっかくだから近所をぶらぶらしよう、ということに。
バスに乗って二つ目で下車。
一昨日お友達と会ったのもその辺りなんだけど、
良い感じのお店が多かったので、再訪。
日本でもパンケーキで有名なBill’sのシェフ、Bill Granger氏は、
オーストラリアからここロンドンに移住してきていて、
Notting Hillに彼のお店「Granger & Co.」があるので、そこへ。
朝食を食べなかったので、ブランチのつもりで。
お店に着いたら、なんと長蛇の列。
普段、並ぶのが大嫌いな旦那サン、ここでは待つとおっしゃる。(よっぽど行きたかったらしい。)
途中小雨が降ってきたりする中、結局30分近く待ってようやく店内に入ることができた。
通されたのはカウンター席。

厨房は店の奥にあって、カウンターでは飲み物やスムージー用の野菜などの準備をしていて、なかなか賑やかだったけれど、手元が見えるので飽きない。

メニューは、悩みに悩んだ末、定番リコッタチーズのパンケーキ、スクランブルエッグとトースト、それから、海老とロケットのチリリングイネ。

リングイネ、ぷりっぷりの海老が乗ってて、たくさんのロケット菜、味付けはシンプルなんだけど、海老の風味が効いてて、さらにフレッシュな唐辛子の辛さが程良くて、ちょっとアジアンっぽい感じもあって、凄く美味しかった!
麺のゆで加減も丁度良い感じ。
家でも真似してみたいけど、何を入れればこんな味になるのか想像できなくて悔しい!
たまにBSで彼の番組をやってるんだけど、レシピが紹介されたら良いのにな。


ノッティングヒルは可愛い街並みで、散歩してても楽しい。

お店を出て少し歩いて、雑貨屋さんBRISSIへ。
ここは2013年に来たのかな。それ以来なので、久しぶり。
家具も食器もあって、見てるだけで夢が広がる。
リードディフューザーと石けんを購入した。

それから並びにあるDaylesfordへ。
一昨日お友達とお茶した時に、雑貨がいっぱい並んでたので、気になってたの。
1階は、オーガニック野菜やお肉などの食材のフロア。
2階がカフェで、地下に雑貨がたくさん並んでる。
脚の短いワイングラスがあって、一目惚れだったんだけど、
どうにも持って帰れそうにないので、泣く泣く断念。
犬のごはんやおやつなどもあったので、今頃旦那サンの実家でぬくぬく楽しんでいるであろう黒い子に、おやつを購入した。

Portobello Roadはちょうどマーケットが開催されていて、凄く賑やか。

ストリートミュージシャンがDaft Punkの「Get Lucky」を演奏していて、そこら辺に居た人たちがみんな口ずさんでいたのが凄く印象的だった。
音楽って、つくづく世界共通で、そこには国境なんて無いんだなあ、なんて。

マーケットを横切って、Paul Smithへ。
二軒のお店が通りを挟んで建っていて、
一つはPS by Paul Smith。
こちらは、以前は多分別のラインだったんだけど、やはり2013年に来たんだと思う。
もう一方は、前回は気付かなかったんだけど、建物一軒丸々Paul Smithで、
最上階では採寸したりしてオーダーメイドのスーツが作れたりする感じ。
レディースもメンズも満遍なくあって(メンズの方が若干多いけど)、更に雑貨や小物もしっかり揃ってた。
そこで、旦那サンはカードケースを(地下鉄のオイスターカードやクレジットカードだけを入れて、旅行中はほぼお財布代わりに機能する便利なもの。元々愛用しているのがあったのに、何故か今回無くしてしまったっぽい?)、
私は、普段持ち歩いているVivienne Westwoodのお財布が大変重いので、
旅行中に便利な小さなお財布を、
お互い、クリスマスプレゼントとして贈り合うことにした。
旦那サンのカードケースは、愛車MINIのPaul Smithペイントがデザインされているもの。
私のお財布は、Paulの有名なパターンの一つで、色は珍しく深緑のもの。British Racing Greenといった感じ。

Meltという有名なチョコレート屋さんにも寄って、購入。

ロンドンには美味しいチョコレート屋さんがたくさんあって、それも毎回楽しみにしていることの一つ。

帰りはそのまま歩いて、スーパーに寄って。
夜ご飯用にスパゲティやトマト缶などを購入。

夜のイベントまでまだ少し時間があったので、二時間ほど仮眠を取った。
お腹はあまり空いていなかったので、何も食べずに20時過ぎに滞在先を出発した。

花火大会会場への最寄り駅はWestminster駅。※持っているチケットに寄ります。
駅も付近も思ったより混雑してなかったのは、比較的早い時間だったからなのか。
会場に着くと、チケットを持っている人用のエリアと、そうでないエリアがはっきりと柵で区別されていて、普段のロンドンからは想像つかないくらい人が居なくてびっくり。
Westminster寺院の鐘がずっと鳴り響いていて、日本のお正月とも違う、なんとも不思議な雰囲気。
綺麗にライトアップされた国会議事堂とロンドンアイが見えて、ああ本当に来ちゃったんだなあ、としみじみした。

だってこれまでテレビでしか見たことがなかったから。

駅から会場は、すぐそこに見えているのに、ぐるーっと一周しないと入れないような道順になっていて、
少しもどかしかったけれど、
チケットエリアは本当に空いていて、歩きやすくて、安心した。物凄い混雑を想像していたので。
チケットエリアに入る前、チケットとチケットを取った人のID確認、さらには厳重な手荷物検査もあって、
テロへの警戒がひしひしと感じられた。
旦那サンが一昨日、独りロンドンマラソンで近くを走って下見していた、という場所に向かったら、
そこだけ既に異常に混んでた!
みんな考えることは同じだ。
照明や木々の切れ目で、ロンドンアイが正面に見える場所。

かろうじて、その場を確保することができて、あとはひたすら待機…。約二時間…。

…と思っていたら意外にも、
DJが盛り上がる曲をかけてくれて、
かつ時報の代わりもしてくれて(「あと何分だよー!」みたいに結構こまめにお知らせしてくれた。)、
ロンドンアイの照明も時々変わるし、
そんなに長く感じなかった。
そんなに寒くなかったのも大きいと思う。
着いた時は少し暑いくらいだったし。
夜遅くなるにつれ、冷たい風が吹いてきたこともあったけど、
その時は、足用カイロを追加して、それで充分しのげた。
旦那サンは行く前既に、貼るカイロを背中・首・お腹の三箇所、
更に足用カイロも装着していたんだけど、
むしろ暑かったんじゃないかと思う。
私もいつでも貼れるように、ポケットには入れていたんだけど、結局使わずに済んだ。

10秒前からカウントダウンが始まって、みんなの興奮も最高潮。
0時になった瞬間、ビッグベンの鐘の音と共に、花火が一斉に空を彩ったのをこの先もずっと忘れないと思う。

長時間待ってたことなんてあっという間に忘れてしまうくらい、美しかった。
ああ、ロンドンで2016年が終わり、2017年が始まったんだなあ、と思うと、
なんとも言えない幸せな気持ちがこみ上げて来た。

花火は約12分間続いた。
たった12分かもしれないけれど、充分に見応えのある12分だった。
最後は全員で「蛍の光」(ロックにアレンジされてた)を大合唱。
元々「蛍の光」は、新年に歌うらしい、とテレビで見たことがあったけど、
そうか本当に歌うんだー、と不思議な気持ちに。
だって、卒業式のイメージが強くて…。あとお店が閉店する時。
みんなが楽しそうに歌ってたから、せめて英語の歌詞を覚えておくべきだった…と後悔した。

花火が終わってからは、一方通行で退場。
この退場こそが、人混みMaxで、下に落ちてるゴミも凄くて(前の人の背中しか見えない状態で歩いているので、数分置きに「ん?なんか踏んだ」ていう感触があって、下を見るとセーターが落ちてたりした…。)、
そしてなかなか進まない!
まあ、およそそんなもんだろうとは思っていたので、それほど驚きはしなかったけれど、
会場を完全に離れるまで3〜40分掛かったと思う。
混雑を回避する為にいくつかの駅が閉鎖されていたのと、
とにかくこの混雑のまま電車に乗るのは避けたかったので、
歩ける限りなるべく遠くの駅まで歩くことに。
結局、Green Parkを抜けて、バッキンガム宮殿を横目に、Hyde Park Corner駅まで歩いた。
バスだと乗り換え無しで帰れることが分かったので、バスを待っていたんだけど、
交通渋滞が激しくて、バスも遅延に遅延を重ね、姿を見せてくれない。
他の行き先のバスも、目の前で突然、「この先行きませーん。みんな乗り換えて。」みたいなことになってて、
ますます混雑。
結局バスに乗るのは諦めて、Piccadilly Line→Jubilee Line→Central Lineと乗り継いで、ようやく帰宅したのは2時過ぎていた。
お腹が空いていたので、行きの成田空港のMUJIで買った、フリーズドライの雑炊を食べた。
この手のものが一つ二つあると、こういう非常事態に大変助かる。
元々、初日の夜食べる用に買っておいたもので、結局その時は食べなかったので、
活躍の機会は失われたかに思えたが、買っておいて良かった!
暖かい雑炊が、冷えた体に染みて、とても美味しかった。

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この日の気温 最高8度 最低3度
本日の服装

インナー(ヒートテック2枚)
ドットのカットソー
ダブルガーゼのカットソー
タータンチェックのスカート
ヒートテックタイツ
210デニールタイツ
フェイクレザーのレインブーツ

花火の時は、コートの下に薄いダウンジャケットを追加。
充分すぎるくらい暖かかった。

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