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2016冬ロンドン旅行10日目 帰路へ

5時半起床。
身支度を整えて、部屋の片付け。
トースターやお皿の水切りなどは、元の場所にしまって、
まとめたゴミは、指定された場所ー建物の外から地下に降りたところにある、
ポリバケツの中に入れて、荷物を持って外へ。
部屋の鍵は、テーブルの上に置いて出れば、チェックアウト完了。
うすうす予想はしていたけれど、今回はホストの人たちには本当に一度も会わずに終わった。

外はまだ真っ暗だけど、地下鉄の駅は通勤の人たちが割とたくさん居た。
まだ6時台だけど、みんな早いんだなあ。
空港までの道のり、これまではヒースローエクスプレスを使うことが多かったんだけど、
行きが駅閉鎖で動いていなかったので、
今回は往復とも地下鉄を利用。
階段しか無い駅が多くて、スーツケースを持っての上り下りが辛かった。
(これが嫌で過去は乗り合いシャトルを利用していたんだけど…次回はやっぱりそちらを検討したい。)

空港はターミナル4。
これまで一度も利用したことが無い。
帰りの座席がうまく指定できなかったので、自動チェックイン機で改めて座席指定。
飛行機は絶対窓側!の私と、とにかくトイレに近い席でないと嫌な旦那サン。
当初、翼のあたりの窓側二人席が確保できていたのに、トイレが遠くて不安だと言ってきかない旦那サンの要望により、最後尾、真ん中の席に変更されてしまった…。
三人掛けシートの旦那サンは通路側、私は真ん中。これじゃ私にはなんのメリットも無い(怒)。
まあ、旦那サンの言うことは絶対!なので仕方ない。
(↑これについて、周りには絶対そんな風に見られていないことが、最も納得いかないんだけど。)

体重計のような荷物秤を探すも、見渡す限り見付からない。
夏の時はすぐ見付かって、でもただ混んでたから諦めたんだけど。今回はとにかく見付からない。
ええい、仕方ない。イチかバチか、行ってみよう。てことで、そのまま手荷物預け入れカウンターに直行。
旦那サンの荷物を載せたらなんと…27kgですって!

私のは21.5kg。
アエロフロートの預け入れ荷物の上限は23kg。
二人合わせてもアウトじゃん…。

カウンターのお姉さん、一人24kgなら良いから、荷物を均等にして出直して。とのこと。
そうして一旦は引き下がって、荷物の入れ替えを検討したものの、秤が無いのにどうやって旦那サンの荷物を私のに移して重さを確認すれば良いのだ?
これじゃ下手したら何往復もする羽目になりかねない。
しかもそれ以前に、重さの原因になっている瓶モノは全て洋服にくるまれて圧縮袋に入れられている。
それを一旦出したらもう一度元に戻すのに何分掛かるか…。
昨夜の苦労を思い出し、考えるだけでグッタリした。
これさ、無理じゃない?
てことで、もう一度カウンターに行き、超過手荷物料金を払う場合、いくらか聞いたらなんと…
105ポンド!ですって!

なんて馬鹿らしい。でも仕方ない。
諦めて払うことにしたら、ひとまず私の分の手続きを済ませて、e-Ticketから紙の航空券に変えてくれた。
旦那サンの超過分は、渡された書類を持って、別の場所で改めて支払いの手続きを済ませると、完了となるらしい。
いかんせん初めてのことなので、勝手が分からない。
とにかく言われたとおりに、言われた場所(同じフロア内にあるカウンター)を目指して行ったら、アエロフロートのアライアンスSky teamのカウンターが机一つ分ずつくらい、並んでいた。
その中からアエロフロートに向かって、書類を渡したら、そこで再度計算。
そしたら今度は、85ポンドと言われた。
計算ミス?とにかく20ポンドも安くなって何より。
手持ちの紙幣を二人分合わせたらぴったり85ポンド。
支払うと、紙の航空券を発行してくれた。

やれやれ。高い出費だった。

帰りもモスクワ経由。
飛行機が飛び立つとしばらくして、遠く南側にテムズ川とO2アリーナが見えた。

今回は行きも帰りも、ロンドン上空を見ることができた。

モスクワは帰りも雪。
行きで見てたのでさすがに驚かないけれど、吹雪いていた。

この国の冬ってこんな感じなのかな。機内がずっと暖かかったので、一瞬の寒さはあまり気にならない。
しかし、降りた飛行機から空港の建物内まではバスで移動。
タラップの両脇にもしっかり雪が積もっていて、階段も若干シャリシャリしていた。
トイレに行きたかったんだけど、行きそびれてしまって(今思えば、最後尾に座ってたんだし、飛行機から出られるまで充分時間があったんだから行けば良かったんだけど。)、
乗り継ぎのパスポートコントロール&手荷物検査待ちがなかなかの地獄だった。
入国審査みたいにパスポートを見せてOKだったら通過できるんだけど(入国審査みたいに特に質問されたりはせず、基本無言なんだけど)、
その後、手荷物のX線検査。
手荷物検査も二列くらいしかなくて、X線に通すために荷物を入れるカゴがなかなか補充されない。
で、通常、どこの検査でも、液体は透明な袋に入れて見えるところに置いて、PCやiPad、iPhoneなどの電子機器類もそれらだけを別のカゴに。コートやジャケットも勿論脱いで、場合によっては靴も脱いで。
という感じなんだけど、なにせカゴがなかなか届かないし、
そもそも、そんなに分けなくても良いっぽい。なのでやっと届いた一つのカゴに何もかもどかっと入れた。
(ただし前方で、機内持ち込みのキャリーケースを開けて細かく細かく調べられてる女の人が居てイライラしたけど。)
基本、そんなに細かく見ている様子は無かった。
VISA無しじゃ入国できないようなロシアだけど、単なる乗り継ぎだしね。
香港の方がよほど細かく検査されてた気がする。
やっとの思いでそこを通過したら、トイレを探してダッシュ。
びっくりするくらいトイレが見付からなかったんだけど、なんとか事なきを得た。
ちなみにターミナルも行きと全く同じ。
ゲートは逆方向だったけど、あまり大きくないターミナルなので、方向音痴の私でも一度来たことがある場所だ、というのはすぐに把握できた。(これって私には珍しい。大抵場所とか覚えてないので…)

行きより少し時間があったので、空港内を散策。(旦那サンはベンチで仕事してた。)

TGI Fridaysには宇宙服の人形が。さすがロシア。
それから、凄く気になったのが、フローズンヨーグルトのお店

カップをもらって(このカップがデカいの!どん兵衛くらいの大きさ。)好きな味のフローズンヨーグルトをにゅーっとカップに絞り出し、そのあとカウンターにあるトッピング(チョコとかフルーツとかあったと思う)を選んで、
最後に重さをはかってお金を払う仕組み、っぽい。
日本人の若いカップルがちょうど買ってたので、興味津々でつい見てしまった。
美味しそうだったけど、あの量食べたらお腹冷えそう。
もちろん少なめにすれば良いんだけど、あのカップ、ついつい多めに入れてしまいそうだし。
免税品店は大体どこも同じ雰囲気だけど、ここではロシアの通貨ルーブル表記ではなく、ユーロ表記。
欲しかったコスメをちょうど見付けて、じっくり見ていたら、店員さん、ロシア語で話し掛けてきた。
そうだ、ここはロシア…。挨拶さえも話せないことを申し訳なく思いながらも英語で返したら、
すぐに英語で話してくれた。

ロシアと言えば…のマトリョーシカ。

手のひらに乗せられるくらいの小さいものでも20ユーロ近くて、結構高い。でも作りの細かさを見れば納得。
(もしかしてユーロだから高いのかしら。)
ガラスケースに犬のマトリョーシカが入ってて、可愛かった!

でも、高そうで値段聞けなかった。
この315、ていうのがルーブル表記なら、とんでもなく安いんだけど(約600円)、そんなわけないよなあ。

大抵の航空会社では、優先搭乗をやっていて、
通常だと、航空会社のステータスが上の人とお子様連れや妊婦さんなど、それから後列の人、最後に残りの人…と案内されるんだけど、驚くべきことに、アエロフロートではそれをやっていなかった。
(行きもやってなかったし、ヒースローでもやってなかった。)
元々最後尾の席なので、早めに乗れるはずなんだけど、列ができはじめてすぐ並んだおかげで早く乗れた。
そしたら案の定、座席上の荷物スペースにCAさんの壊れたスーツケース(後で分かったんだけど)が載っていて、荷物スペースはギリギリ。ヒースローからだったか、その時もブランケットみたいなのが大量に占拠してたんだよね。
ステータスってこういう時つくづく大事だよなあ、と痛感する。

というわけで、早めに乗ったから余計そう感じたのか、なかなか動かない。
さすがにおかしいなあ、と思い始めた頃、アナウンス。(録音されたアナウンスだけは、日本語のものもある。)
「ただいま機材の雪を除く作業を行っています。」

!!
雪を除く作業って。初めて聞いた!
吹雪いてたもんね。それにしても、滑走路とか大丈夫なんだろうか。
この様子じゃ、ちょっと溶かしたくらいじゃ、すぐに凍ってしまいそう。
窓側の席じゃないせいで、外の様子が分からなくて悲しい…。

40分遅れくらいで無事に離陸。
モスクワからは約9時間。
9時間と言うと、東京からホノルルくらい。そう考えると意外と近い。
帰りも早速機内食。
そして、アイスクリーム!…と楽しみにしていたのに、気付いたら寝てしまっていて。
アイスクリーム、と聞こえた気がして目を覚ましたら、周りの人たち、既に食べていて。
悔しいので、CAさん呼ぶボタン押してアイスクリームをお願いしたら、
無言でどん!と置かれた。
スプーンが無くて、「あの…スプーン…」と言おうとしたら、
「ここ!ふた!剥がしたらスプーンあるから!」とキレ気味に言われてしょんぼり。
暗くて見えなかったけど、確かに、蓋にスプーンの絵が描かれてた。

そして選択の余地なくバニラ…。フローズンヨーグルトが良かったよ…。

二度目の機内食(朝食)は三種類。

オムレツ・ラタトゥイユ、クレープ(チェリー・クリームソース添え)、そして、かぼちゃ入りキビ粥。
かぼちゃ入りキビ粥って、いわゆるポリッジ。オートミールなどを水やミルクで煮たもの。
これが我々、得意じゃない。
なので、とにかくポリッジ以外!

…という祈りも虚しく、さすが最後尾の席。無言でポリッジを置かれた。

最初の機内食の時既に、私の隣の人はタッチの差で、選択肢無かったんだよね。
なので、嫌な予感的中、という感じ。
しばらくこんな目に遭っていなかったので、久しぶりにやられた!て感じ。
前に二度乗ったキャセイパシフィックとか、後ろの席でも、後ろから配られることがあったりして、
機内食選択肢無し!ていうのは、新婚旅行以来だ。(新婚旅行、JALでロンドンに行って、その時初めての海外旅行だったのに、洋食を希望したのに、いきなり和食の機内食を置かれたんだよね…。それ以来JALは当分の間乗らなかった。)

まあ、あまりお腹も空いてなかったしね。
と、つまんだロシアンチーズとハムが凄く美味しかった!!
やっぱりこの手のものは、日本より海外の方が美味しいよねえ。
あと気になったのが、「レタス葉添え」と書いてあったのが、どうも白菜な感じだった。
白菜のサラダ、新鮮!

そんなこんなで、相変わらず映画の一本も観ずに、日本に到着した。

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