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2017-2018ロンドン旅行8日目 Paddington2とCamden Passage

7時半頃起床。
今朝は雨。なかなか降っている。
牛乳を切らしているし、朝食はどこかで食べよう、ということでセントポール大聖堂の近くのHost Cafeへ。
St Mary Aldermary教会の中にあるカフェで、聞くところによると、コーヒーもパンもケーキもこだわりのお店から取り寄せているものらしい。
中に入ると、確かに、というか、立派な教会で、高い屋根に綺麗なステンドグラスが目に入ってきた。

と同時に、入口に近いところにはテーブルやカウンター席、さらにはソファまで置いてあって、とっても不思議な感じ。

フラットホワイトと、パンとスープのセット、アーモンドクロワッサンを注文。
スープは豆とトマトの。

雨がずっと降っているなか、お客さんもひっきりなしにやってくる。
それでも満席になって誰かが待っているというほどではなく、ちょうど良い感じ。静かだし。
アジア人は全然見なかったけれど、地元の常連さん風の人たちの他は観光客っぽい人たちも。
教会内のあちこちに、オイルヒーターと思われるものがいくつも設置してあるんだけど、どれも点いている様子はなかった。(私の他に、そこに手を当てて確かめている男性がいた。)
なので、とっても寒い。
ロンドンっ子はこれくらいの気温ではヒーターなんて点けない、ということかしら。
晴れていたらもっと暖かいんだろうなあ。
店員さんも感じ良くて、ここはリピートしたい。でも次はもっと暖かい季節がいいなあ。

この辺り、路地も素敵だ。

Angelへ移動。
実は以前来ようとしたんだけど、電車が止まってしまって断念した場所。
素敵な場所だと聞いていたので、とても気になっていて、今回の宿泊先の候補もいくつかあったんだけど、知らない場所だし、一度来てみたかったのだ。
公開中の映画「Paddington 2」を観に来た。
Host Cafeでゆっくりしすぎて、予定の回を大幅に過ぎてしまったので、次の回まで少し時間がある。
まずは映画館の場所を確認して、街を散策。
駅前には大きな道路があって、バスがいくつも通り過ぎる。
そして、映画館があるショッピングモール。これも高得点。
すぐ近くにSainsbury’sが。しかも大きい。
入口に犬が繋がれていて、ひとしきり遊んでもらった。

ちょうど良いので、ここで少しお土産を見ようと中に入ってびっくり。
凄く広い。テンション上がる!
隅々までじっくり見ていたいけれど、さすがにそこまでの時間はない。
さらっとお惣菜コーナーなどを見たら、チーズが安かった。
このかたまり、日本で買ったら一体いくらするか…こないだ日本で見たお店の英国産チーズは100g980円だったよ…。この大きさだと2,500円くらいするのでは?(この値札を見ると100gあたり£1.05!?160円くらい。驚愕…)

ロンドンの物価も決して安いとは思わないし、£1=100円くらいで考えるといろいろ合点がいくんだけど、実際には今だと152円くらい…単純に色んなものが日本の1.5倍くらいする感じ。
それでも、特にチーズは、日本は高すぎると思う。

お菓子コーナーも品ぞろえがとても良い!
会社の人たちへのお菓子とか、色々見ていたんだけど、あっという間に時間が経ってしまった。
急いでお会計を済ませて、急いで映画館へ。

以前3年前に見た時はもっと小さな映画館で、チケットもカウンターで購入したんだけど、そこが「単館」だったとしたら(実際には単館ではなかったけど。)、ここは「シネコン」という感じか。
チケットも自販機で、映画と時間と座席を指定して、購入。

驚いたのは、同じ空間なのに列によって値段が違ったこと。
シートそのものが良い席なのか(例えばビジネスクラスみたいに)、見えやすい席なのかは分からなかったけれど、
追加料金が発生する席があった。
中は親子連れでまあまあいっぱいだった。(祖父母と孫、ていう人たちも居たかも。)
料金は大人一人£12で、今日のレートで1,864円。日本とほとんど変わらない。

音声は英語だし、英語字幕すら無いし、ちゃんと理解できるかしら…と心配していたけれど、
さすがパディントン。
きっちり理解できなくても、「言葉が分からない」なんてことはすぐに消えて、あっという間にぐいぐい引き込まれた。
前回は、ペルーから密航してきた移民のパディントン、今作ではすっかりブラウン家の一員となり、街の仲間の一員となっていた。
今回、パディントンを罠にはめる役に、なんとヒュー・グラント!
あの、「フォー・ウェディング」の、「ノッティングヒルの恋人」の、「ラブ・アクチュアリー」の、あのヒュー・グラントが、なんと悪役。
結構好きなので、悪役かあ…と、ほんの少しショックだったんだけど、今回の脚本は最初からヒュー・グラントで当て書きされたというだけあって、ナルシストな元売れっ子、今はすっかり落ちぶれてしまった俳優役、すごくハマってた!
ネタバレになると嫌なので多くは書けないけれど、エンディングに近付くにつれて、前半のあれやこれやが全部伏線だったことに気付き、それが綺麗に、ものの見事に回収されていく様子が痛快だった。
前作よりも面白さがパワーアップしていた。
パディントンは、本当に礼儀正しくて、とっても紳士的なクマ。
前作をロンドンで観た時は、私自身、一ヶ月の留学生活の終わりの頃だったので、外から来て少しずつ受け入れられていくパディントンを、完全に自分と重ねて見ていたように思うし、とても特別な作品になっている。

今作は、今回の宿泊先から毎朝毎晩見えるThe Shardが物語にも何度か登場するので、今は私たちもこの街に居るんだなあ、と思うと、それが凄く嬉しかった。

ロンドンでロンドンの映画を観る、ということで、今回の滞在もまた特別になったのは間違いない。
全編をとおして、胸がいっぱいになるシーンがいくつもあった。
そしてラストシーンは、泣けた。超泣いた。
終わって横を見たら旦那サンもちょっと泣いてた。と同時に、劇中のとあるシーンを思い出して、二人でしばらくお腹を抱えて笑った。
映画館を出て、ショッピングモールの中の無印良品へ。
小さなコロコロ(正式名称はなんだ?粘着テープのクリーナー)が欲しくて探していたんだけど、替えのテープしかなくて、まあそれでも良いか、と購入。
そう言えばTwitterで見掛けて初めて知ったんだけど、海外のMUJIでも、チェックインって有効なのね。
ロンドンバスのイラストが可愛い。

他のところでもチェックインしておけば良かった。

外は既に薄暗い。そして相変わらずの雨。

Camden Passageの方へ移動。
ここのところ、夜はいつも降っているけれど、翌朝には止んでいるし、これまでの滞在の記憶からしても、こんな風に一日中降るのって珍しい。
(一度だけ9月に一週間ほど滞在した時は結構降ってた記憶があるけれど。)
ここで、お目当てのお店を探したんだけど、なかなか見付からずにうろうろ。
Google Mapsで見ても、住所で確認しても、この辺りにあるはずなのに、全然見付からない。
通りすがりに可愛い雑貨屋さんを見付けたので、入ってみた。
カラフルだけど落ち着いた色の食器や、本などを売っていて、地下は半分がカフェになっていた。
とても小さなお店。SMUGというお店らしい。

可愛いくて綺麗なガラス(恐らく吹きガラスと思われる)の砂時計を見付けて、購入。

大きさと色違いで、3分計、7分計と15分計があって、どれもとっても捨てがたかったんだけど、一番小さくて色も好みだった3分計を。

お会計の時、ついでにお目当てのお店について、場所が分かるか聞いてみたんだけど、
店員さん、お店の名前は知らなかった模様。
ただし、住所を見て、この通りの恐らくここから2,3軒先だと教えてくださった。
それが分かっただけでも収穫。だってGoogle Mapsは全然手前の違う場所を指していたので。
お店の名前を一軒一軒確認しながら歩いていたら、確かに彼女の言ったとおり、3軒先に見付けた。
けれど、閉まっていた。

Camden Passageといえばマーケットが有名なんだけど、マーケットがあるのは水曜がメインで、あとは金土日のみ。
火曜の今日はもちろん何もなく、そうと知っていて来たんだけど、お店もマーケットに合わせて開けているのかも。もしくは、年末年始で閉まっているところもあったのかもだけれど。

あまり時間も無いし、とりあえず雰囲気だけでも知りたかったので、今日は充分。
このエリアが凄く素敵だということが、充分分かった。
この便利さ、街の可愛らしさ。
次回の滞在先はこの辺りで探そう。

バスでKing’s Cross St. Pancrasまで移動して、Shepard’s Bush Marketまで。
そこからバスで、いつものお店、Princess Victoriaへ。

ここ最近の滞在では必ず寄っているレストラン。
今回が四回目かな?
お店はパブエリアとレストランエリアに分かれていて、パブの方はいつもより賑やかそうで安心した。
(いつ来ても割と空いているので、すぐ入れるのは良いんだけど、お店が無くなったらどうしようかとドキドキしていた。)

例によって到着したのが早くて、ディナータイムの18時まで少し時間があるので、先に飲み物とオリーブ、ソーセージの盛り合わせを注文してをつまんだり。

お店のメーリングリストに登録して、メールの記載されているクーポンを見せるとフードが50%オフという驚愕のキャンペーンをやっていたので(メーリングリストには勿論登録していたのよ!)、詳細を聞いてみたら、ディナータイムに適用されるとのこと。
お店では、ちょっと面倒そうな女性のお客さん(酔っ払い?)が軽く暴れていて、こちらもドキドキ。
店員さんもドキドキしていたんだろうと思う。
ちゃんと見てはいないけれど、レストランエリアからパブエリアに移動して、そちらから、ガッシャーン!とか聞こえてきていたので…。

私が注文したレモネードがずっと届いていなかったんだけど、騒動が落ち着いた頃にそれを告げると、すぐに持ってきてくれた。
しばらくして再び私たちのところにやってきて、「これで全部揃ってます?他にまだ来ていないものはない?」と。
「これで全部ですよ」と言うと、可愛らしい女性の店員さん、胸をなで下ろして「ああ、それなら良かった!」と。
パブエリアのお客さんたちも、嵐が去ってほっとしているようだった。

ディナータイムになって、メニューをもらって見てみると…
お気に入りの28day aged Ribeyeが無くなっているではないか!
ショック…
あのグリーンペッパーコーンソースが大好きだったのに。
じっくり見ていたら、代わりにサーロインステーキになったっぽいので、とりあえずそちらを注文。
見た目はあまり変わらず。

グリーンペッパーコーンソースも変わらない美味しさ。
このソース、胡椒の水煮を買って家で挑戦してみたりしたんだけど、どうしてもこんな味にならなくて。
何が入っていて、どうやって作っているかを真剣に知りたい。

食後にアールグレイを注文。
珍しくミルクが無かったので、店員さんを呼んで、「ミルクを頂けますか?」と尋ねたら、
男性の店員さん、その事実に大変驚いて、そして何故か囁き声で「Yes!」と、すぐに取りに行って下さった。

そのあとも、その彼は格好付けてて、いちいちコミカルで、楽しませてくれた。
お会計を済ませてレシートを確認すると、確かにサーロインステーキが半額になっていた。
凄い、一人分タダ!

ここにはいつも旅の終わりの頃に来るので、帰りはいつも淋しい。

夜、凄い暴風雨だった。
まるで嵐みたい。

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●この日の気温 最高11度 最低3度

●本日の服装
ヒートテックインナー
グレンチェックのカットソー
無印良品のヤク混のカーディガン
タータンチェックのスカート
ドクターマーチンのブーツ

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