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ロンドンで暮らすように旅したい -Airbnbのこと-

ロンドン旅行が5回目を超えた頃、スーパーやマーケットで買ったものを使って自炊したり、
現地の人のように、暮らしているみたいに楽しんでみたい、と思うようになって、
キッチン付きの部屋を探すようになった。
最初はスタジオタイプの部屋を宿泊サイトで見付けて、
2016年の夏の旅から、Airbnbを利用するようになった。
今回の利用は3回目。(日本での利用も含めると4回目。)
日本では何かと良くないイメージのいわゆる「民泊」だけど、私はこのサービスにマイナスのイメージは全く無い。(宿泊させる側じゃなく、宿泊する側だから?)
なので、日本でネガティブなイメージばかり強調するような報道を見ると、凄く残念な気持ちになる。
これまでの三回はそれぞれ違うタイプの部屋だったんだけど、今のところ三者三様の良いところも、あと一歩のところもあるなあ、という感じ。

お部屋は、下記の三つのタイプがある。
・まるまる独り占めできる「まるまる貸切」タイプ
・自分専用の個室+共用スペースの「個室」タイプ
・相部屋などの「シェアルーム」タイプ

私たちは基本的に「まるまる貸切」タイプを選んでいる。(今回は違ったけど。)
借りる時に参考にするのは、もちろん、場所、値段は重視だけど、
ある程度エリアや候補を絞ったら、実際に宿泊した人のレビューが頼りになる。

場所やホストのコミュニケーション、コスパなど全6項目あって、星1つから5つで評価される。
宿泊した人のコメントは、ぱっと見では、その人がどんな評価をしたのか(例えば星いくつ付けたのか)は分からないので、じっくり読み込む必要がある。
ほとんど英語なので(たまにスペイン語、ドイツ語などもある…)、これがなかなか大変なんだけど。

宿泊者もホストから評価されるので、基本的にそこまで悪いレビューは書かれていないと考えられる。
そのうえで、気になるものがないかをじっくり読む。
読めるだけ読んで、あまり良く書かれていないコメントがあったら、その内容について自分の許容範囲かどうかを想像してみる。

例えば私たちの場合だと、「Wi-Fiが全然繋がらなかった」とかだとアウトだし、
「前の宿泊者が作った料理の匂いが残っていて気になった」くらいなら全然OKだし。

場所は、防犯のため、宿泊の契約が成立するまで、正確な住所はわからない仕組みだけど、
なんとなくこの辺り、というのは地図で確認できるので、
候補が決まったらストリートビューでその界隈の雰囲気を確認する。
駅まで歩くとしたら恐らくこの経路だろう、というシミュレーションや、
近所にスーパーがあるか、
バス停はあるか、
治安に不安が無いか(例えばお店のシャッターに落書きされたりしていないか、とか、人目が遮断されるような場所はないか、とか。あとは直感的に。)、など。

私たちが条件として絶対外せないのは下記の4つ
・Wi-Fiが使えること。使用料金が宿泊費に含まれていること。
・キッチン
・洗濯機(乾燥機があれば尚良いけれど、絶対ではない。)
・TV

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●1回目:2016年夏 Pimlicoの家 戸建て ホストが1階に居て、地下をまるまる借りるタイプ



ここは、当時は「まるまる貸切」タイプのお部屋として出されていたように思うが、現在は「個室」タイプとして出ているみたい。
このお家の良いところは、お部屋の広さとインテリア。
写真を見て一目惚れしたと言っても過言ではない。
レビューも全ての項目で星5つの評価で、誰のコメントを見てもネガティブなことはひとつも書かれていなかった。

良かった点
・ホストのご夫婦がとにかく凄く親切で良い人たちだった
・ホストが1階に住んでいるのですぐに連絡が取れる安心感
・直感的に安全と感じるエリアだった
・Wi-Fiがサクサク繋がった
・素敵で快適なインテリア
・独立した寝室
・洗濯機・乾燥機が専用で使用できて室内にある。しかもLDKとは別室でそこに干せる。
・自由にいくらでも飲めるネスプレッソが完備
・バス停が近くにあった
・小さな専用庭
・時々遊びに来てくれるホストのご家族の猫

課題点
・地下鉄駅からは一応徒歩圏内だったけど、まあまあ距離があった
・大きなスーパーが近所に無かった

多少不便なことを除けば、ここはもう一度泊まりたい!と間違いなく思える家だった。
ボイラーが壊れてお湯が出なくなったことがあったんだけど、すぐに対応してくれて(とは言え、丸一日使えなかったけど)、しかも一泊分の返金手続をあっという間にしてくださったのも好感度高い。
チェックインの時にも、部屋の中やTVの使い方などを案内してもらえて、家電の使い方の説明や周辺のお店などについても、手作りのファイルにきっちりまとめられていて、凄く助かった。

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●2回目:2016年冬 Notting Hillの家 集合住宅の一軒 まるまる貸切タイプ

Notting Hill界隈に、リーズナブルで似たようなお家がたくさんあるのを見付けて。
どうやら一組のカップルがビルを丸ごとお持ちなのか、20件以上の部屋がairbnbに出されていた。
部屋によって間取りも微妙に違って、勿論それに伴い値段も違う。
インテリアも好みで便利そうなところを選んで、ロフト付きの部屋に決めた。
レビューの中でWi-Fiがあんまり繋がらない、と書いている男性が一人居たのでその件について問合せをしたところ、そのレビューが投稿されてからWi-Fiの機械を交換したので今は問題なく接続できる、との回答だった。

良かった点
・Notting Hill駅から近い!超便利
・もちろんバス停も近くにあった
・価格がリーズナブル
・近所にたくさんスーパーがあった
・パン屋さんもいくつかあって重宝した
・チェックインもチェックアウトも完全にセルフなので、ある意味気楽とも言える。そのうえで、ホストのレスポンスは悪くなかったし、要望にもすぐに対応してくれたのでそこは良かった。

課題点
・洗濯乾燥機は共用エリアにあって、朝9時から夜9時まで使用可だったんだけど、いざ使おうとすると先客ありだったりして、やはり部屋にあるのが良いなあ、と痛感。
・Wi-Fiがイマイチ。ロフトではまあまあ繋がったんだけど、リビングでは全然だった。
・テレビが、BBC3だけ映らなくてSHERLOCKが観られなかった…。
・とっても寒かった。途中でヒーターを追加してもらったけれど、それでも寒かった。
・お風呂の排水溝が詰まりがちで何度も自分で掃除した。
・課題、というほどでもないけれど、ホストの人たちに一度も会えなかった。会わなくてもまあ困らないけれど、実際に見ると人となりが分かったりするので、何かあった時の安心感がある気がする。

課題点もたくさんあるけれど、何よりも「超便利」というのが大きかった。
最近になって改めて見てみたら、リフォームされて雰囲気ががらっと変わっていたのと、
お部屋の説明文に、洗濯機は共用スペースにあることが明記されていた。
以前はそれが書かれていなくて。ただ、洗濯機はあるようだったので、共用なのか、どこにあるのか、いつでも簡単に使えるのかを問合せした。
問い合わせなくても分かる、想像できるのが理想的だ。

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●3回目:2017年冬 Monumentの家 集合住宅の一軒 個室タイプ


実は私の勘違いで、本当はまるまる貸切タイプを借りたつもりだった。
ホストの人が間取り図の写真を載せていて、その間取り図がお隣のお家と一緒になっているビル全体の絵で、私は勝手に、お隣の家の方にホストの人が住んでいるんだと勝手に思っていた。
(Airbnbの設備の欄に「専用の玄関」と書いてあったし…)
予約が確定してからもずっとレビューはチェックしていて、その中で、もしかしてこの家って、寝室以外はシェアなのかも…と気付いたのだった。
ただ、滞在中ホストと一度も顔を合わせなかった、という人も居たので、そんなに気にしなくても良いかな、と。
この回は、Bank界隈で良さそうなお家を2,3軒見付けて、その内の1軒に8月くらいに問合せをしたら「早過ぎです」と、予約却下されてしまった。
このMonumentのお家には9月に最初に問合せをしたんだけど、その時は「今出張中なので、予約状況を確認して連絡しますね」という返信。
それから一ヶ月くらいずっと他のお家も見つつ、ホストからの返信を待っていたんだけど、ついにある日、私たちが予約しようとしている日がまるまる予約不可に!
おいおいおい、そりゃないよ、と思って慌てて再度問合せをしたら、「12月26日からどう?」と。
私たちは27日着はもう変えられなかったのでそれを伝えたら、実は12月26日から1月5日で予約リクエストが来ていたらしい。だから一時的に予約不可になっていたのだ。
だけど私たちのレビューがとても良いので、結局最初に問合せをしていたし私たちの予約を優先してくれた。
良いレビューをもらうことって、本当に大事なんだなあ、と痛感。

良かった点
・Monument駅から近い。Bank駅までも歩ける。
・ベランダからThe Shardが見える。
・建物が新しくて綺麗。エレベーターもあるので4階でも全然不自由しなかった。
・部屋全体が広くて快適だった。オイルヒーターじゃなくエアコンで、寒いとかは全然無かった。
・キッチンが大きくて使いやすかった。
・ルートマスターが停まるバス停が近くて、中心部に行くまでの道も観光気分
・個室タイプだけど寝室のみならず、トイレ・お風呂も専用なのが凄く良かった。
・ホストの人が良い人だった。
・テムズ川まで徒歩圏でそこから花火が見られたのも良かった。

課題点
・まるまる貸切タイプに比べると若干の不自由さはある。でもこれは想定内。
・中心部(例えばピカデリーサーカスとか)からはちょっと遠い、かな。
・給湯器と電気系が時々不安定だった。というか繊細な感じ。
・やや高め

ホストの彼自身が、旅をするときは必ず個室タイプを利用するよ、と言っていただけあって、良い意味で慣れていて干渉しない感じが凄く伝わった。
週末にはお友達を呼んでパーティーをすることもあるらしい彼、年末にやるかも、その時は参加する?と誘ってくれたんだけど、結局それは無くて。
もしあったら参加したかったなあ。(旦那サンは嫌そうだったけど。)

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というわけで、これからも、暮らすように旅したいので、
私たちはAirbnbを使うと思う。
もっと色んなエリアで、色んなインテリアの家で、暮らしている疑似体験を楽しみたい。

2 Responses to ロンドンで暮らすように旅したい -Airbnbのこと-

  1. 葉菜 says:

    Airbnbもいろいろなのですね。
    あまりネガティブなことをアキちゃんから聞いたことがなかったので
    デメリットもなるほどなるほどと思いながら読みました。
    しかし世界中にはすてきな不動産を持っている人がこんなにいるんだなぁ。
    海外を暮らすように旅したい~!

    • aki says:

      そうなんです。本当にいろいろだなあ、と。
      だから次はどこにしよう?という楽しみもあるんです。
      気に入ったところはリピートする傾向にある私たちなのですが、
      Airbnbに関しては、もっと色んな暮らしを経験したい!と思って。
      本当に、世界中には色んなお家があって、自分では絶対経験できないので、
      それが凄く凄く楽しみです!(予算との兼ね合いが難点ですが^^;)
      お金も時間も足りないです!

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