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ロンドン13日目、学校9日目 Hyde Parkのギャラリーへ

霧雨。吐く息が白い。

午前は昨日の続きで、クイズの答えを見付けて正しい文章で解答するゲーム。
受動態がメイン。
そのあとは、英語で書かれた簡単な文章を、それぞれの母国語で書いてそれをそれぞれが読み上げてみよう、というものだった。
今日はクラスに4人しか来ていなくて、ちょうど良かったのかもしれない。
フランス語とイタリア語は雰囲気的に似ているし、同じグループ。
チェコ語はロシア語に近い感じ。
日本語だけがアルファベットも使わず、発音も高低はあるけど、リズムや強弱はほとんどない。
彼らにとっては「漢字」が面白いらしい。
明日は、それぞれが喋る英語が、もっと理解しやすい英語になるようなヒントを教える、ということだった。
大変興味深い。

午後は、大量に出された宿題は全くチェックされず!(悲しい。だってLは全くやってなかった。まあ、宿題は自分のためでもあるから良いけどさー。)
一日の時間を何に使っていて、特にFree Timeは何をして過ごしているかを2-2でインタビュー、
組み合わせを変えて、それぞれ聞いたことを違う相手に伝える、というものだった。
で、メインのお題は「インターネットは健康に害を与えるか」ていうものだった。
そのプリントに書いてある「What do you think?」ていう二つの項目について、自分の考えを書くのが宿題。
100語以上で。
無茶言うなあ。もー。

午前も午後も、授業中には辞書を使わせてもらえないのがストレスフル。
単語と意味を繋ぐ、みたいなプリントもあるけれど、知らない単語は、意味を読んでもしっくり来ない。
基本的には知ってる人から答えを引き出す、誰も知ってる人が居ない時は先生が説明する、ていうのが目的のようだけれど、それでもピンと来ないものは母国語で知りたい。
その場でしっくり来ないまま進んでしまうのが、なんだかなあ、という感じ。
そういうクラスなんだろうか。
Elementaryの時は、辞書はどんどん使いなさい、て感じだったんだけど。

授業の後は、毎週恒例?の美術鑑賞。
今日はHyde Parkの中にある、Serpentine galleriesへ。
先週散歩したあの公園にギャラリーがあるなんて知らなかった。

二人の対照的なアーティストの現代アート。
一つ目のギャラリーは、もの凄く繊細な、そして凡人にはとても理解できそうにない雰囲気。
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ある程度までは近寄れるし、写真も撮れる。
空間全体がアートなんだと思う。不思議!
まるでよく分からないけれど、私は好きだなー。と思った。
「いや、おかしいでしょ、これは」ていう反応とか、笑ったりしてる人も居たけれど。
(絶対笑わないように!と言われていたにもかかわらず。)
こういうのって多分、嫌悪か好感か、直感的なものなんだろうなあ。

小さなギャラリーを出たら、空が凄く不思議な色になってた。
こういうの見ちゃうと曇り空も悪くないと思える。
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もう一つのギャラリーは、前者が鬱ならこっちは完全に躁!(しかしどちらも尋常じゃない感じ)
観客を巻き込んで、というものもいくつかあって面白かった。
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↑サンドバッグにいろんな人の絵が描かれてる。これを殴れと。

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↑一面に細かいミラーがぎっしり。反射する光が床に写って綺麗だった。

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↑この方は学校で一番偉い人。(…って校長!?)前後不覚になるような空間で撮りっこした。

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良い感じの建物に噴水…よく見たら、カラフルなホースが束ねられてそこから水が噴き出している!

ギャラリーを出た後は自由解散だったので、みんなでWinter Wonderlandへ。
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曇ってるのに明るくて、不思議な空の色。

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湖の向こうに移動遊園地の灯りが見える。

こんな楽しい時間がずっと続かないことを知ってる。
大人になるって少し淋しい。

男の子たちは急上昇したり急降下したりするアトラクションに乗ってた。
(私もそれは密かに乗ってみたかった。多分、高いところから見るロンドン、凄く綺麗だったんだと思う。)
その後どうする?となったけど、
私は19時のディナーに間に合うように帰宅することに。多分、ホストマザーはまだ帰ってないと思うけれど。
でももし帰ってきてた時に二人とも居なかったらあまりにも申し訳ない。
ルームメイトLは残りたい、というので、じゃあ後ほど、とそこで別れた。
宿題もやらなきゃだし。

19:45くらいまでLを待ってたんだけど、帰って来ないので、
電子レンジでチンして食べ始めたら帰って来た。
あの後どうしたの?と聞いたら、ホットチョコレート飲んで、マシュマロ(火であぶったやつ!)食べた!と嬉しそうだった。
良かったね〜。うんうん。前から行きたがってたもんね。
そこから、例年のお互いの国のクリスマスの話とかしながら一緒に晩ご飯食べた。
今年の、その後の予定とか。

Lはクリスマス前に一度母国に帰って、そのあとまた戻って+1週間?学校に通うらしい。
そしてそのまま一年くらいはロンドンで働きたい、と。
ビザとかどうなってるの?と思ったら、EUだから不要なんだって。

いいなあ。日本もEUに加入してくれないかなあ。(無理)

宿題やってたらホストマザー帰ってきた。
今日はちょっと遅かった。
晩ご飯のお礼を言いに行ったら、そこから約25分間立ち話。
薄々気付いていたけれど、ホストマザーと息子さんの奥様との、嫁姑問題だ、これは。
どこの国にもあるんだなあ。
でもお孫さんの具合を確認したところから、そこまで飛躍するとは。
(ホストマザーが妊娠したところから、人類とは、愛とは、家族とは、の話まで…)

今日の晩ご飯は、
ソーセージとトマトソースのパスタ、サラダ(レタス、トマト、リンゴ)。
ソーセージと聞いて、日本のものを想像してはいけない。変に加工されたりしていない感じの、
ごつごつした肉肉しい、美味しいソーセージ。
いずれも昨夜作っておいてくれたものだった。ありがたい。

明日で学校二週目が終わる。
いよいよ折り返し。

2 Responses to ロンドン13日目、学校9日目 Hyde Parkのギャラリーへ

  1. 葉菜 says:

    クラスにいつも全員がそろっているわけでもなく、
    宿題もやってもやらなくてもOKな学校なのかぁ・・・
    比較的自由さがある日本の大学でももうちょっと束縛あるよなぁ。
    日本人が真面目すぎるのかしら?!

    こうなったらやったもの勝ちで、みんながぼんやりしている間にいろいろ吸収してね♪
    日本語は強弱は少ないけど、いろんな形容詞やら副詞があるから
    もうこのさい古語チックなのも混ぜて、
    たおやか~に優雅~に大げさに表現しちゃってみては(笑)

    ギャラリー、面白いね。
    最初写真がまず目に入ってきて、
    「なになに?学校で誰か暴れちゃった?」と思った私でしたもの。
    笑わずにいろっていうのが無理よ。ねぇ。

    そしてホストマザー。
    何日も病気のお孫さんをお世話していたら
    息子夫婦に言いたいことがたくさんあるだろうよ。
    お互い気持ちよく、っていうのは世界共通で難しいってことだね。
    25分の立ち話、お疲れ様でした・・・
    (ちょっと座って話さない?って言われちゃってもそれはそれでだし、よかったかもね。笑)

    • aki says:

      葉菜さん>
      一応、ビザ申請時、80%(確か…)以上出席が前提だったと思います。
      でもこれもEUは関係ないのかも。
      大人だし仕事じゃないので、休んでても自己責任ていう感じです。
      宿題は…昨日先生がチェックしなかったのは、ただ忘れてただけかと!
      ひとりずつじっくり見られるわけじゃないけど、自分が調べてきたことを発表したりするので。

      日本人は英語習得するのに、他のアルファベットを使う国の人たちよりハンデが大きい、ていうことでした。多分韓国とか中国も?

      > 「なになに?学校で誰か暴れちゃった?」
      …って読んでからギャラリーに行かなくて良かった(笑)
      それ知ってたら絶対笑いました!
      あらかじめ前日の講義でこんな作品、ていう写真を見せてもらっていて、
      凄く神経質で繊細な作品、と聞いていたので、笑いませんでしたけど!

      そうですよね〜、一週間も毎朝7時前には家を出て、夜も9時近くに帰って来て、
      それから身の回りのことや学生の食事の準備もして…と続けてたら、
      愚痴のひとつも出ますよね。
      でも以前もちらっと息子嫁に対しては言いたげだったので、少し溝があるのかも。
      25分の立ち話はざらです☆(確かここに来た最初の日もそうだった…)
      座ったら1時間は余裕で超えます!

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