. .

ロンドン18日目、学校12日目 引き返す

薄曇り。寒い。
落ち葉に霜が降りてた。
午前は動詞の変化のテスト。現在・過去・過去分詞。
(ところでこれらの文法用語を英語で覚えていないと授業中けっこう困る。)
それから「楽しくない旅行体験」の記事を読んでこの記事の登場人物の誰に同情するかをディスカッション。

午後は、同じ音で違うスペル、違う意味の単語、もしくは同じ音、同じスペルで違う意味の言葉。
それと、より極端な形容詞について。
tasty と delicious って同じように使ってたけど、tastyだとまあまあ、て感じなのね。
surprised と astonished とか。
interesting と fascinating とか。
形容詞をたくさん知ってると会話も豊かになりそうだ。
その中で新しく知った形容詞を使って文章を作る、というのが今日の宿題。

そして、先生、今日もこないだの宿題(二回分)をチェックしてくれなかったので、
放課後呼び止めてチェックしてもらった。(先生、やっぱり宿題のことを忘れてたっぽい。)
自分で「完璧!よく書けてる!」と思っていても、冠詞とか前置詞とかが抜けてることが多い。

帰り際、先生に「Don’t be shy, Aki!」と言われてしまった。
あれ…日本では入れないスイッチを入れて結構積極的にぐいぐい参加してたつもりだったんだけど…
まだ足りないようだ。
頑張らないと。
先生って、ちゃんと見てくれてるんだなあ、と改めて思った。

放課後、午後の先生にお勧めの博物館を教えてもらったので、
そこに行くつもりでバスと電車に乗って途中まで出たんだけど、
博物館に行って、帰って来て宿題をやるには時間が足りない気がした。
英作文は6つ作ればOKだけど、6つと言っても普段使わない言葉で文章を考えるのは結構時間が掛かるし、
今日知った新しい単語は6つどころではないし…
と思ったら急に帰って勉強したくなって、引き返した。

我に返って降りたのがEuston Square駅だったので、せっかくだからついでにSHERLOCKのロケ地の、Speedy’s Cafeの写真だけ撮ってきた。
image
撮影中、ここが「221B」になってると思うと、ときめく☆
image

一時間くらい、ただ単に乗り物に乗ってる、という時間を過ごしてしまったけれど、
まあ仕方ない。
残された時間が少なくて焦ってしまうし、見たいものも一つずつ潰していきたいんだけど、
それ以前に勉強しに来てるんだから、勉強しないと。とか思って。

帰宅したら誰も居なくて。
久しぶりにKyte聴きながら復習と宿題をやった。

今日の晩ご飯は、
白飯、ズッキーニを軽く炒めたもの、ミートボールの煮込み、食後にみかん。と、LがHarrodsで買ったチョコをお裾分けしてくれた。
ミートボールは、ラム肉で(ホストマザーに聞いた)、それを、トマト、玉ねぎ、にんにく、唐辛子とハーブのソースで煮込まれてた。
ハーブの種類が知りたかったんだけど、いろんな種類のミックス、とまでしか教えてくれなかった。
インド料理に入っているような、小さな柔らかいナッツみたいな塊で、噛むと独特な風味のするやつが入ってた。
一瞬カレー味?と思ったくらい。
なんだったんだろう、あれは。

みかん、小さいやつ。私が「クレメンタイン」だと聞いてたやつだと思ったら、Lもホストマザーも「タンジェリン」だと言っていた。
違いが分からない!!!

Lは今日Harrodsに行ったらしく、自分用にチョコを買った、と言ってた。(Lはチョコホリックらしい。休憩時間にも食べてたりするので、納得。)
家族用にはまた改めて行って買う、と。

今日買ってきたらしいチョコ、9個入りくらいの箱を「みんなで食べよう」と食卓に置いてくれたんだけど、
ホストマザーは「それは開けないで持って帰って家族にあげなさい。」と。
私もLも英語での意思疎通がなかなかままならないし、
ホストマザーはスペイン語訛りの英語で、かつ、時々私たちの言ってることが全然通じていないことがある。
(多分、私たちの次の言葉をあらかじめ予想しているんだと思う。で、彼女の予想外の言葉を私たちが発した時、その発音が明らかでも全く通じないことがある。…と最近気付いた。全く発音も似ても似つかない言葉で聞き返されたことが何度かあるので。)
ホストマザーは何度も諭すように「持って帰りなさい」と言ってて、
Lはちょっと淋しそうな顔をしていた。
そのまま食事が終わりかけて、Lがもう一度「一緒に食べない?」と薦めてくれて。

どちらの気持ちも分かるので、なかなか切ない。
学生なんだし、というホストマザーの気持ちも勿論分かる。
でも多分Lは、Harrodsにいた時既に、夕食後に一緒に食べようと考えて選んでくれたんじゃないかと思う。

私は、「Lはシェアしたいんだよ」と補足した。
ホストマザーも「いや、それは明らかだけれど」と譲らない。
最後にLが、「チョコを一人で食べるのは淋しい」と言って、ようやく収まった。
みんなで一粒ずつ頂くことになった。

なんとなく経験的に、
頂いたものは「嬉しい!ありがとう!」と受け取るのが良いんじゃないかと思う。
まず最初にそれを言わないと、話が進まない。
「使わなくなったから」とか「私には不要だから」という理由でくれたもので、
いやいや私も要らないし、というなら、勿論受け取らなくて良いと思うけれど。
(捨てるのは勿体ないから、と言ってくれるモノに対しては、私は否定的だ。だって、自分が要らないものは、相手も要らない可能性が低くない。他人の「良かれと思って」はたまに純粋じゃないことがある。)

Lは多分、ただただ「嬉しい!ありがとう!」「美味しいね」て食べて欲しかったんだろうなあ。
と私は感じたんだけど。違うかな…?
人間って難しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です