. .

ロンドン20日目、学校14日目 Saatchi Galleryへ

朝から良い天気。昨日よりは寒くない。
午前は引き続き現在完了形。
私自身、部分的に分かってるところと、感覚で使ってるところがある。
が、日本人は比較的得意な項目らしい。
というのも、フランスの現在完了形には時制もくっつくらしいので、間違えやすい、とか。
イタリアも?

Have you 〜、Have you been to 〜、Have you ever 〜、で例文をひたすら作成してペアで質問したり答えたりしているとき、
ふと、渡辺美里氏の「虹をみたかい」の歌詞、「Have you ever seen the Rainbow?」が浮かんできて、
それをそのまま言ったら、「凄く良いフレーズだ!」と先生に誉められた!
ありがとう、みさっちゃん!

急にルームメイトかつクラスメイトLが驚いたので、何かと思ったら、
雨が降っていた。
先生は「なんてロンドンらしい天気だ!」と。常に折りたたみ傘持っとかないとダメだよ、と。
そうだよね。私も今日は完全にうっかりしていた。
天気予報は21時以降が雨だったので、油断していた。

お昼前にはすっかり止んで、凄く晴れた空が広がっていた。

午後も昨日に引き続き、買い物についての英語。
欲しいものを伝える、試着させてもらう、(マーケットなら)値切ってみる、とか。

放課後は、Saatchi Galleryへ。
サーチギャラリーは、昔はロックとか音楽で盛り上がった街、
今はおしゃれなファッションストリート、らしい、Chealsea、King’s Roadの近くにある、
現代アートの美術館。
実際に来てみて、去年Vivienne Westwoodのお店に行った時、この気持ち良さそうな場所を見たことを思い出した。
この美しい建物、昔は軍の施設だったところらしい。
ちゃんと明るい時間に撮っておかなかったのが大変悔やまれる。この柵の向こうには芝生が広がっていて、到着したときは子供たちが遊んでいた。
image

サーチさん、ていう大金持ちが買い取って、元々サウスバンクにあったギャラリーをこちらに移動させたそうな。
今回の参加者は女性ばっかり6人。
二人ずつのペアで、与えられたワークシートを元に、誰の作品で、
誰の影響を受けてる?(というか参照してる?適切な日本語ってなんだろう…?)とか、
そういうのを探して答えを埋めていく感じ。
今回私は、今週からやって来た(でも一番上のクラスにいる!)チェコ出身の可愛らしい女性とペアだった。
道中にするおしゃべりもなかなか楽しい。
(彼女の英語は非常に流ちょうで、私の英語がぐだぐだで若干申し訳なかった…)

この美しい美術館が無料、というのがまた素晴らしい。
PC120033
特にこの美術館は、新人アーティストの作品ばかりらしく、そういうところにも英国の人たちが芸術に対して寛容なんだなあ、というのが伺える。

で、作品は、というと。
あらかじめ予習していたとおり、ポップアートとか、皮肉たっぷりなものとか、そういうものが結構あった。
かなり不思議!
PC120042
PC120016
近づいてみると、瓶がいっぱい並べてあって、その内のいくつかに赤い液体が入っていた。
PC120019

PC120025
↑修復作業中なの?と見せかけて、これも一つの作品。
PC120010
↑この作品を最初に見たときにはぎょっとした。黒い塊、遠くからだと、どう見ても黒い布をまとった人たちがお祈りしているようで(実際、お辞儀をしているのだ、何度も)、なに!?人も作品の一部なの!?と思ったんだけど、
近づいてみたら何か動くものが隠されているみたいで、
しかし、そうと分かって見てもかなりぎょっとする。

PC120028
↑ん?スイッチ?と思ったら、これも作品。石膏を流して型を取って、そっくりに作られている。これは見付けられない。

PC120037
↑国旗が描かれているのが分かる。けれど…よーく見てみると…
PC120004
↑人間の髪の毛!!ぎえええ。

…とまあ、そんな感じで、面白いものもあるし、不気味、好きじゃないかも、ていうか苦手!怖い!ていうのもいくつかあった。
ここには載せられないような、これってアートなの?日本で同じもの作ったら逮捕されるよね?とか、暴動起きたりしない?ていうようなものもいくつもあった。
チェコ出身の彼女も、これ、チェコでは絶対展示できないと思う、と、似たような感想だった。
(彼女、美術館が無料なことに驚き、美術館のトイレが無料なことにも驚いていた。チェコではトイレはほぼ有料らしい。)

なかなか興味深い美術鑑賞だった。

美術館を出てからは自由解散で、私はささっと街並みを見て、すぐに帰宅した。
さすがに三週間目ともなると、この時間は渋滞するからバスが遅れる、とか、そういうのが分かってきて、
あまりゆっくりできる余裕が無さそうだったのだ。
本当はお茶でもしたかったんだけど。
Lは、King’s Roadを散策したいらしく、美術館自体も早々に退館したようだった。
案の定、晩ご飯には間に合わない!というメールが送られてきた。

美術館を出たら雨が降り出して、バスを待っている間、かなり強く降ってきた。
傘を忘れたのは本当に失敗だった。

帰宅したら、ホストマザー、明らかに昨日より風邪が悪化している様子。
レモンとブラックカラントの粉末をお湯で溶かして飲んだ、と言っていた。
(風邪の初期症状の時に飲むらしい。)
しかし、相当具合悪そうなのに、本人は風邪では無いと言い張っている。
昔、看護師だったから、病気のことは分かる、と。
いやいや、かなり具合悪そうだけど…。
そんななのに、明日はまたお孫さんのお世話に行かなくちゃいけないらしい。
(息子さんご夫婦が二人ともパーティーに出席、みたいな時。前もそれで行ってたので。)
絶対、家で寝てた方が良いと思うんだけど…。

今日の晩ご飯は、
ソーセージ&マッシュにキャベツを柔らかく似たものが添えてあった。それと、洋なし。
ソーセージ&マッシュは英国の伝統的な料理で、
私たち夫婦は、ロンドンに来た時、滞在中一度は必ず食べるようにしているもの。
たっぷりのマッシュポテトにグレービーソースとソーセージの相性は抜群。
洋なしは、表面に砂糖を付けて焦がしてあって、カラメルに。初めて食べたけど、美味しかった!
カラメルとは最初気付かず、一瞬、鶏の照り焼きのように見えたのは内緒。

4 Responses to ロンドン20日目、学校14日目 Saatchi Galleryへ

  1. はじめての taste of kiss ですね~
    急に風、止まるよね~

    • aki says:

      タグチさん>
      そうそう、それ!懐かしい〜!
      わかってくれて嬉しい☆

  2. Kaoru says:

    うわぁ、髪の毛ーーーー。
    無いわー。

    風邪の初期に飲むものを飲みつつ、風邪じゃないと言い張るホストマザー(笑)
    日本の私もお大事にして欲しい気分です。

    • aki says:

      Kaoruさん>
      髪の毛ですよ!前日の予備講習で話は聞いていたのですが、
      実際に見たときの衝撃と言ったらもう!
      ついつい、「この作者って、そもそもどうやって集めたんだろう、これだけの髪…色別に分けておいたのかしら…」とか想像してしまいました。

      先ほど帰宅して一日ぶりに会ったホストマザー、
      やはり鼻声でした。でも一昨日より多少良くなってるような…?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です