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ロンドン25日目、学校17日目 Fashion and Textile Museumへ

今日も良いお天気。昨日よりも少し寒い。

午前は、正しい文章と間違っている文章が混在しているプリントの中から、
間違い箇所の数、どこが間違っているか、どうすれば正しいか、を答えるクイズ。
実は先週から一人新入生(イタリアから)が来ているんだけど、彼は明らかにElementaryな感じで、
(でも今Elementary Classはないので)時々別室で特別講義を受けていたりする。
昨日はその、別室の日だったので、
今日は、4人。私とその彼がペアで、後は一人ずつで、
三組で順番に出題したり解答したり、をやった。
出題する側だと、何度も文章を読み上げないといけないので、
発音の正確さも問われる。なかなか緊張感があるし、よく考えられているなあ、と。

午後は、移住(移民)について。
自分の両親、祖父母、曾祖父母がどこから来たのか、を答えた。
(日本人男子、午後早退したので、午後は昨日とは違うメンバーで三人だった。)
先生は、お父さんがスコットランド、お母さんがイギリス、お父さんの両親のどちらかがアイルランド、お母さんの方の祖父母のどちらかがイタリア、とか、そんな感じ。
Lも祖父母だか曾祖父母だかのどちらかがイタリアの人だと言っていた。
新入生、イタリア人のAは、曾祖父母のどちらかがアメリカから、と。

外国の人って、みんなこんな感じなんだろうか…。
聞きながら、ほえー、と感心した。

私は残念ながら、曾祖父母に至るまでみんな日本人だと思う。
誰かが外国の人、とか、聞いたことがない。(もしかして私が知らないだけとか…!?)
下手したら、県外の人も居ないのではなかろうか。
今となっては私だけが唯一県外の人だ。
先祖の誰かが移民かも、なんて、生まれてから今まで一度も考えたことがなかった。
もの凄く興味深い。
日本って、とことん島国なんだなあ。って痛感した。
で、自国について、自国を出る理由、逆に自国に外国から来る理由を考えてみよう、というのも。
そういうこともこれまであまり考えたことがなかった。

放課後は、行ってみたかった場所をどんどん潰していくつもりで、
ひとまず、Fashion and Textile Museum(ファッション&テキスタイル博物館)へ。
そしたら、もうすぐ到着、というところで、
ガラス作品を展示しているスペースを見付けた。
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わー、面白そう、と思いながら、いやまずは先に博物館に行こう、と、
一度は通過したんだけど、よく見たら、ヨーロッパで一番古い工房、と書いてあるではないか。
引き返して、中に入ってみた。
確かに奥に、工房があって、3〜4人の男性が今まさに制作中だった。
行けるところまで近づいて見ていたら、作業中の男性の一人が、座ったら?と近くの椅子を指してくれて、
お礼を言って座ったら、
今制作中のものについて、ごくごく簡単に説明してくれた。親切!
こういう職人の人って普通あまりフレンドリーじゃなかったりするのにね。どこの国の人も。
お言葉に甘えて30〜40分くらいだろうか…じーっと作業を見ていた。
メインは二人の男性が二種類の作品をそれぞれ作っていて、アシスタントっぽい男性が二人いて、
ぐるぐる巻き付けたり、メインの作業を交代したり、空気を入れる為の棒からガラスを切り離したり…。
みんな凄く器用で、もうずーっと見ていたい感じ。
途中、ドリルの先端を炎で熱して、一人の人が成形していたガラスに穴を開けたりしていた。
そんなシーン、初めて見た!
凄く面白かった。
悩んだ挙げ句、写真を撮っても良い?と聞いたら、「勿論!」と快諾してくださった。
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名前を見て、以前旅行の時に行こうとしていた場所だと気付いた。
なかなか行かない場所なので、念願叶って良かった。

そして、本題の、ファッション&テキスタイル博物館へ。
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ここは有料の博物館。一般は8.80ポンド。
学生証を提示したら5.50ポンドで入場できた。学生ってありがたい!

しかし…展示数自体はあまり多くなかったかな。
今やっていたのは「ニット」について、だったんだけど、
もっと凄くいろんな種類を期待していただけに、ちょっと残念な感じ。
副題が「シャネルからウエストウッドまで」だったんだけど、
シャネルもウエストウッドも一点ずつくらいしか展示が無かった。
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この部屋だけ写真撮影可能だった。ちょっと不思議な展示の部屋…。

ところでガラスのギャラリー兼工房も博物館も、Bermondsey Street(バーモンジーストリート)にある。
以前、バーモンジーストリートを取り上げたテレビがあって。良さそうなところだから気になっていた。
その番組のテーマ曲が、10ccのI’m Not in Loveだったので、この通りを歩いている間中、頭の中で流れていた。
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博物館を出て振り返るとシャードが見えた。
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で、もう一つ気になっていたのが、Design Museum(デザイン博物館)で。
でもこちらはじっくり見ている時間が無いので、とりあえずミュージアムショップだけ入ってみた。
(今となっては、こちらに入ったら良かったなー、と思うけどそうしたらガラス工房は見付からなかったかもしれないので、結果オーライ、かな。)
このミュージアムショップが、噂通り楽しいところだった!
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(”Women Fashion Power”ていうのは今やっている展示。)

決して広くはないんだけど、面白そうな本とか、雑貨とか、色々あって目移りした。
自分用に、本を一冊購入した。ロンドンに来て一度も見たことなかった本なので。
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3D用メガネが二つついてて、それをかけて見るロンドンの写真集。
大好きな景色がこれでもか、てくらい載ってた。

デザイン博物館を出て川の方に向かったら、
タワーブリッジとシティの夜景が見えて、きゃー!ってなった。
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なんて美しいんだ!

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↑Butlers Wharf。この辺りも素敵。昼見るのと夜見るのとでは雰囲気が違っててどちらも良い。
素敵な雑貨屋さんがあったんだけど、じっくり見る時間が無かった〜!
この辺りから家までバスだと一時間以上掛かるので、夕食の時間に間に合いそうになかったの。
電車に乗る、ていうのも勿論選択肢としてはあるんだけど、
この時間だと東京並みの混雑で、でも東京みたいにぎゅうぎゅう詰められないから何本も見送らなきゃだし、
電車の最寄り駅から15分も歩くの面倒だし(バス停は家から1分くらいのところにある。)、
バスなら車窓からの景色も楽しめるし。

一応、反対側に渡って、タワーブリッジの全景も撮っておいた。
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バス停は反対の川岸だったので、タワーブリッジを渡ったら、
市庁舎のところのクリスマスツリーが綺麗に見えた。
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帰宅したら今日もホストマザーはパジャマだった。
今朝も激しく咳き込んでいたけれど、声を掛けたら昨日よりはずいぶん良さそうだった。
でもやはり今夜も食べないですぐに横になる、と。
なんだか本当に、Lが来て以来、ホストマザーはずっと通常営業じゃない感じだ。

今日の晩ご飯は、
ラザニア!そして、クランベリーのケーキにヨーグルトを添えたもの。
ラザニア、ミートソース+ホワイトソース、て感じではなくて、
ミートソースに何枚も平らなパスタが重ねてあって、
グリーンピースとか入ってて、家庭の味て感じで美味しかった〜!
こちらのグリーンピースって、日本のみたいに大粒、ぱさぱさしてなくて、
小粒でジューシーで本当に美味しいんだよね。
この国にグリーンピース嫌いって居ないんじゃなかろうか。

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