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ロンドン29日目 旅の始まり

快晴。
8時頃起きて、朝ごはん食べて身支度をして、パッキング。
今日のフライトで一旦フランスに戻るLは、お昼前頃出ると言う。
Borough Marketに行きたかったんだけど、荷物を置いてまた戻って来るのも大変だし、かと言って先にB&Bに行って荷物を置かせてもらうのも大変だし。
結局、Borough Marketは諦めて、昼まではゆっくりすることにした。
パッキングしていたら、ホストマザーが起きてきて、私たち二人に何時頃出るのかを確認して、それに合わせてサンドイッチを作ってくれた。嬉しい!
夕食を食べるダイニングテーブルで、いつもの席に座っておしゃべりしながら頂いた。
11時半頃、Lが出発するので、私もバス停まで見送りがてら一緒に出た。
Lは28日には再び戻ってくるので、荷物も少ない。と言っても、機内持ち込みサイズのスーツケース。
戻ってくる時にはまた大きなスーツケースで、追加の洋服を持ってくる、と言っていた。
バス停まで一緒に歩いて、「また会おうね。」と約束して別れた。
Lの予定では、そのまま一年くらいはロンドンに居るみたいだし、また会える気がする。

アンケートの回答用紙を持って学校に行くついでに、
良く通ったカフェなどの写真も撮っておいた。
そして、まだ少し時間があったので、バスに乗って(2つ先くらい)、
「世界一有名な横断歩道」Abbey Roadの写真を撮った。
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今日もたくさんの観光客が来ていた。
ホストマザーが海外旅行先で、ロンドンのどこから来たのか聞かれて、
Abbey Roadと答えると、知らない人はいないし、
中には「実在するの?!架空の場所だと思っていた。」という人も居るらしい。

Abbey Road Studioも撮っておいた。
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壁面は観光客の落書きがぎっしりされていた。

再びバスで戻って、いよいよ出発の準備。
B&Bまではバスで行こうと考えていたら、
ホストマザーが「タクシーを呼んであげようか?」と言う。
え、でもタクシーだと25ポンドくらいかかるんだけど、と思ったら、
いわゆるミニキャブ、というやつで、格安のタクシーを、
これまでも学生に頼まれて何度も呼んだことがあるらしいのだ。
ホストマザーが持っていた価格表によると、12ポンドくらいで行けるっぽい。
半額!
背に腹は代えられない。
雨じゃないとはいえ、スーツケース二つ+ボストンバッグでバスに乗るのは楽じゃない。
お言葉に甘えて呼んでもらうことにした。

で、いざ呼んでもらったものの、「すぐ行きます」と言われたのに、なかなか来ない。
15分くらい経って、ようやく一本電話が掛かってきて、
近くにいます、とのことだったので、ホストマザーとお別れをして、外に出た。
ホストマザー、今朝また頭痛がぶり返したらしく、
「本当は一緒に行ってあげたいんだけど…」と言ってくれたんだけど、
さすがにそこまでしてもらうと恐縮すぎるので、丁重にお断りした。
で、いざ出たものの、それらしい人はおらず、そこで10分くらい待っていたら、
なんと地下駐車場に居たらしい。
(実は私も初日、タクシーで地下駐車場で降ろされたので、凄く納得。)
私が見付からないので、ホストマザーのところに電話が掛かってきたらしく、
寒いのに、ホストマザー、わざわざ出てきてくれて、一緒に待ってくれた。
ちょうどその時、ぱっと見では全く普通の乗用車だけど、
どうやらタクシーらしい車が到着して、
再びハグしてお別れして、車に乗り込んだ。
ホストマザーにも、また会える気がする。会いに来るつもりでいる。

車内で改めて行き先と値段を確認したら、13ポンドだと言われた。まあ、充分でしょう。
途中渋滞してたので、これ普通のタクシーだったら25ポンドも超えたかもなあ、と思いつつ、
SHERLOCKのロケ地を横目に見たりしながら(ちょうどその時、車内のラジオから「Stayn’ Arive」が流れてきたので、にやっとした。)、無事にB&Bに到着した。
この一ヶ月でようやくロンドンの地理が分かった気がする。
無口なドライバーさん、別れ際に「Merry Christmas!」と。
こういう習慣って、凄くいいなあ、と思う。

B&Bのチェックインは13時で、到着したときは既に13時半をまわっていたんだけど、
お掃除が終わってるか確認するからちょっと待って、と言われ、
暖炉のあるラウンジで待つことに。
しばらくして、すぐに案内してもらえて、
二階の部屋だったので、一個ずつスーツケースを運んでいたら、
(このB&Bの弱点は、エレベーターが無いところだ。)
ちょうど通りかかったオーナーさんが、
階下のスーツケースを部屋まで運んでくださって、とても助かった。
良いデザインだねー、こういうの好きだよ。と、私のスーツケースを誉めてくれた。
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初めてのシングル。小さいけれど、悪くない。

荷物を置いて、身軽になったところで、James Smith and Sonsへ。
ずっと前から欲しかった傘を買いに。
バスで行ったんだけど、到着してみたら意外とB&Bから近かった。
いかにも老舗って感じの傘のお店で、お客さんも結構いっぱいだった。
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若くて感じの良い青年が接客してくれて、ついに念願の、
女王陛下もご愛用の、傘を購入した。透明で、鳥かごのプリント。
(でも思ったより、種類が少なかった…タイミングの問題かしら。)
お会計を終えて店を出たところで、あれ、免税手続きってできなかったんだっけ?と。
そして、パスポートを忘れたことに気付いて、ホテルまで戻った。
これまで単なる通学だったので、パスポートを持ち歩かないように!と言われていたので、
すっかりしまいこんでいたのだ。
バスで戻ろうと思ったら、いつもB&B近くまで行く7番のバスが無くなってるではないか。
(なぜかわからなかったけれど、一時的っぽい?代わりに98番のバスが近くまで行くので、そっちを使ってね、みたいなことが書いてあった。)
仕方ないので、15分くらい歩いて戻った。散歩もまた楽しい。
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↑SHERLOCKでもおなじみ?のRussell Square。
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↑まだ15時なのにこの夕暮れ。
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↑St Pancras駅はお城みたいで好き。

今度はしっかりパスポートを持って、Oxford Streetから一本入ったところにある、Vivienne Westwoodへ。
完全にお買いものモード。
クリスマス前の土曜日のOxford Streetは、休日の渋谷以上の混雑ぶりで、
まともに歩けない。
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なんとかすり抜けて辿り着いた。
いつも旦那サン任せで歩いていたので、自分で行って初めて、
なんとなくの位置がわかった。
Vivienneでの目的はお財布。
去年の9月の時点で既に探していたんだけど、なかなかこれ、というのが見付からなくて。
今回は結構良さげなのたくさんあって、
で、これまでの長財布が大きくて邪魔だったので、二つ折りにしよう、と思っていたんだけれど、
一番気に入ったデザインのは二つ折りタイプが品切れで、
結局、また長財布を買ってしまった。
Vivienneに関しては、このポンド高でも日本で買うより絶対安いと思う。
これまでここの日本人店員さんであまり良い思いをしたことがないんだけど、
今回接客してくださった方は、多分私よりもうんと年上で、
凄く落ち着いていて、感じの良い人で安心した。
前回は(別の店舗だけど)かなりぐいぐい来られて、購買欲が消滅したんだよなあ。

外に出たら既に暗かった。本当に夕暮れが早い。
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旦那サンに何か良い物ないかなー、と、Vivienneのメンズの方にも寄ったけれど、
こちらでは大した収穫はなく。
そのまま歩いてLibertyへ。
もう夕方だったけれど、カフェでひと休みすることにした。
こんな時間のカフェでも、アフタヌーンティーセットを注文してる人が居たりして、
いろんな人が居るなあ、と。
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ショートブレッドとアールグレイを注文した。

これだけ人が多いと、渋滞は避けられないし、
地下鉄駅近くのショッピングモールにあるスーパーで買い物したかったので、
地下鉄に乗ることに。
と、ここで思い立って、Leicester Square駅で下車した。
以前、カルさんに教えてもらったDoctor Whoグッズの(いわゆるオタクショップ的な)お店へ。
残念ながらちょっと品薄だったっぽくて、
カルさんに聞いていた「”フィッシュフィンガー&カスタード”チョコ」も見付けられず、
結局、小さなターディスの形の缶入りチョコ?を購入した。
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缶が可愛かったの。
レジの店員さん、青緑色の髪の若い男の子だったんだけど、
ターディスの缶指さして、「これかなり格好良いよね。」と。
「だよねー!」と意気投合。嬉しい。
そして彼も帰り際、「Have a great evening!」と声かけてくれて、
本当、この国の人たち、好きだなあ、と改めて思った。

駅に向かって歩いていたら、Sainsbury’sがあったので、
買い物はここですればいいや、と寄ることにした。
ホストマザーが良く料理してくれたSwedeもあった。
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この大きさ(直径12センチくらい)で80ペンス。安い。

旦那サンからのリクエストの、マーマイトやビールなどもここで購入した。
(でも、チューブのマーマイトは無かった。)
あまりお腹空いてないので、晩ご飯もここで購入。

スーパーって見てるだけで楽しくて好きだなあ。
いつか自炊できるホテルに泊まりたいなあ、と思ってる。

今日の晩ご飯は、
スーパーで買ったカップ麺(フォー、と書いてあったけれど、フォーの風味の中華麺だった。)、Lお勧めのメーカーのポテチ(もちろんヴィネガー風味)、パイナップル・洋なし・キウイのスムージーと、バナナ。
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急にジャンクフードな感じ。でも時々食べたくなるよね。
カップ麺は「KABUTO Noodles」と書いてあって、かなり日本意識な感じ。
作り方の説明にも、お湯を注いで待っている間、空手スタイルで瞑想するのにぴったりだね、みたいなことが書いてあった。
空手スタイルで瞑想…なんだか色々ミックスされてる?
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バーコードが麺になってるのも可愛らしい。
味は、まあまあ、かな。
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ちょっと警戒して(長年の経験から)お湯を入れる線よりもだいぶ少なめに入れたのが正解だった。
バナナ、日本では完全に熟したやつしか売ってないけれど、
こっちでは青めのやつがたくさん売ってるから嬉しい。
一本から買えるのも良い。(束になって置いてあるんだけど、自分でちぎるのだ。)
ポテチ、高級な感じだった。ちょっと厚めで。私はやっぱりウォーカースの薄いのが好きかな。
スムージーもフレッシュな感じで美味しかった。
こういうものがそんなに高くなく、種類もたくさんあるのが好き。

テレビのチャンネルを何気なくまわしていたら、BBC threeで「SHERLOCK」やってた!
シリーズ3のエピソード3。
実は滞在中、一度だけVPN接続してHuluでSHERLOCK観た。シリーズ3の1。
Huluでは今まだ英語字幕しか無いんだけど、英語読んでも面白いし。
その時も、このドラマの舞台と同じ場所に今居るんだなあ、と思ったら、
凄く不思議で、でも何とも言えない嬉しさがむくむく湧き上がって来た。

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そしてやはり、トーク番組みたいなやつに、ダサいセーターの人たちがたくさん出てた。
ここまで来ると文化だな。

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