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一ヶ月にわたる実験の結果

今回の一ヶ月の留学で、確かめたいことがあった。
それは、本当に好きな場所で暮らしてみても、好きなままでいられるかどうか、ということ。
たった一ヶ月なので、旅行の延長と言えなくもない、が、
結果としては、好きなことには変わりない、ということだった。
一週間程度の旅行ではわからないような困ったこともあったけれど、
(電車の混雑は知っていたけど、バスのトラブルで降ろされたのは初めてだし。)
嫌いになるような要素はどこにも見つからなかった。
ホストマザーの料理(一般のお家の家庭料理)は本当に美味しかったし、
日没の早さに驚いたけれど、どこにも出かけたくないというほどの寒さでもなかった。
出会った人たちはみんな感じの良い人ばかりだった。
学校のみんなや先生たちに限らず、カフェやコンビニのようなお店の店員さんも。

ホームステイの最後の日の朝、
ホストマザーが私に聞いた。
「ロンドンでの暮らしはどうだった?満足できた?」
と。
もの凄く楽しかったし、幸せだったし、足りないくらい。日本に帰りたくない。と私が答えたら、
ホストマザーは安心したようだった。
ここに来たときから私は、ロンドンが大好きで、ロンドンで暮らすことが夢だった、と言っていたから、
「Akiをがっかりさせたくなかった」と。

がっかりするなんてとんでもない!
好きが募る一方だ。

シティのあたりの、古い教会の裏にぴっかぴかのガーキンが建ってるような、あの光景が大好きだなあ、とかねてより思っていたのだけど、
ある日の夕食時、ホストマザーが全く同じことを言っていたのには心底驚いた。
ロンドンに30年近く住んでいるホストマザーが、
未だに見足りないというロンドン。
一ヶ月程度で足りるわけがない。(まあ、そんなこと最初から言うまでもなかったんだけど。)
さっさと旦那サンに借金返して、仕事見つけて働いて、
今度はもう少し長く暮らせるように頑張らなくちゃ!

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