. .

気づいたことなど・1

たった一ヶ月だけど、英国滞在中に気づいたこと、感じたことなどがいくつかあったので、
記録しておくことにする。

・ヨーロッパの人は朝、スープを食べない
Elementaryの頃の先生が、お昼にrice ball(おにぎり)とmiso soup(お味噌汁)を食べる、と言っていたので、それは典型的な日本の朝ご飯だね、と何気なく言ったら、
英国人は朝はスープを食べないんだよ、と諭された(先生の奥様は韓国の方)。
驚く私と、その場にいたイタリア人のクラスメイトO。
Oの驚きは、「日本人は朝スープを食べるのか!?」ていう。
「朝スープを食べないで、いつ食べるんだ?」と問うと、ランチかディナーで、との答え。

それからしばらくしてルームメイトとしてやってきたLと、
ホストマザーと一緒に、私がお土産として持参したお味噌汁を食べることになった時、
お味噌汁について同様の説明をしたら、
ホストマザーもLも、スープは朝食べないよ?という反応で、たいそう驚いた。

ある日のランチの時、Student’s roomで、日本人生徒が隣に座っていたので、
「ヨーロッパの人は朝、スープを食べないらしいよ。」という話をしたら、
日本人は一様に「え!?スープは朝じゃないの?」という反応で、
他の学生たちは一様に「え!?日本では朝スープを食べるの?」という反応だった。

ゆえに、「ヨーロッパの人は朝、スープを食べない」ということで間違いなさそう。
ヨーロッパの国以外の人はその場にいなかったので確認できなかった。
日本のカップスープのCMとか見たら驚くかもね。
というか、スープなんて、朝昼晩どのタイミングで良さそうなものなのに、
その不思議なこだわりがおもしろい。

・ホットチョコレートがレギュラーメンバー
どこのカフェに行ってもホットチョコレートがメニューにあって、
それに驚いた。
Student’s roomの有料の飲み物の種類も、
紅茶・緑茶・ホットチョコレート・コーヒー、だった。
欠かせないものなのだろうか。

・21時くらいまでは安全?
滞在中の日没時間はだいたい16時前くらいだった。
メールでちょくちょく連絡を取っていた母親に「暗くなる前に家に帰りなさいよ?」とありがたい警告を頂いたのだが、その言葉どおりに暗くなる前に帰宅しようと思ったら、15時半くらいまでしか遊べない。
日没後も街の賑わいはもちろん変わらないし、
夕方〜夜の感覚は、日本での生活とそう変わらないような気がした。
二、三度、22時を過ぎてバスや地下鉄に乗る機会があったのだけど、
その時はさすがに、街の空気が昼間と違うような感じがあった。
感覚として、デパートなどが閉まる21時くらいまでは、そこまで警戒しなくても大丈夫なのかな、という気がした。
それ以降は、酔っ払いや悪そうな若者たち、怖そうな人たちに注意。
バスでは二階には行かず、一階の、なるべく運転手に近い席を選んで。

勿論、日本とは違う国なので、常に気を抜きすぎないように、というのは大前提。
そして、あくまでこれは私個人の感想なので、自己判断でお願いします。

・クレジットカードの種類とお店によっては、要身分証明書
ほとんどの買い物の時、クレジットカードを使用していたのだけれど、
たまに身分証明書を求められることがあった。
決まって同じカードだったので、私がメインで使っているカードは対象っぽい。
留学中は旅行ではないので、勿論パスポートは持ち歩いていないし、
運転免許証・保険証も日本に置いていたので(それらが有効だったかは不明だけれども)
別のカードで対応した。

・思ったほど、曇っていなかった
曇りと雨のイメージの強いロンドンだけど、
思ったほど、曇りのイメージはなかった。
書籍「地球の歩き方」やANA、マップルのサイトなどでも東京とロンドンの気温・降水量の比較などが掲載されているけれども、
見て分かるとおり、降水量は東京の方が圧倒的に多い。
ロンドンは、一日中曇っていたり、雨が降ったりしていることはあまりなくて、
「一日に四季がある」と言われるように、変わりやすい天気ではある。
ホストマザーのお家に到着した日は珍しく一日中雨が降っていて、
その時は、「ああ、この先ずーっとこんな天気なんだわ!」と途方に暮れたものだけれど、
実際、そんなことは全くなかった。
長い傘もその日に一本購入したけれど、それ以来は一度使ったかな、てくらい。
綺麗な夕暮れをたくさん見られたことのほうが印象に残っている。
思ったほど、曇っていなかったし「霧の都」でもなかった。

・食事がまずい、をそろそろ撤回したい
ロンドンに行く、というと、食事がまずいんでしょ?と言われがちだけれど、
私個人としては、そろそろ撤回したいところ。
私の舌は決して肥えてないし、そこを追求されると困るけれど、
日本でだって、好みに合わなかった、というお店はたまにある。
そのくらいの確率でしか、好みに合わなかったなあ、というメニューには出会っていない。
(まずい、ていうのは、大抵は、「味がない、薄い、平坦」な場合と、「好みに合わない」ていうのだと思う。)
これは今回の一ヶ月の滞在に限らず、過去4回の旅行でもそうだ。(1回目=10年前は確かに、ちょっと微妙というお店がいくつかあったけれど。)
なので、私の中では、英国=食事がまずい、は、結構昔に撤回されている。

2 Responses to 気づいたことなど・1

  1. Mayu says:

    スープの件、本当に初耳で驚いた!朝空腹で飲むお味噌汁は、五臓六腑に沁みわたる美味しさよね?!笑 日本の旅館で経験してもらいたいわ☆
    因みに、「イギリスはご飯がマズイ」は、うちの中でも、初めて渡英した12年前に、既に払拭されてる!うちもホストファミリーが料理好きで恵まれてたのも有るとは思うけれど、、、まぁ、確かに微妙と思う時も有るけれど、何処ででもあり得ることで。 日本人は旨味とか味の深みみたいなところを感覚として持って居るし、調理や盛り付けも繊細な方。こちらは、まぁ、お肉どーん、野菜どーん、全てどーんっっみたいな大胆な感じは、あるかもしれないよねσ^_^; 色々な違いを知ると、面白いね〜

    • aki says:

      Mayu>
      旅館!確かに、ぜひ体験してほしいね☆
      「ご飯がマズイ説」は未だに、こちらに戻って来てからあちこちでやはり訊かれるんだけど、日本以外の国ってどこもそんなに変わらないんじゃないかなー、と思った。
      単純に、日本人の好みと違う、とか。あと、日本人は多分、日本の食事が世界一美味しいと思ってるふしがあると思う(笑)。
      確かに、調理も繊細だね。だし、の概念とか。盛りつけも和食は特にそうだよね。おせちとかさ。

      Mayuは12年前に留学してたの!?今度その辺のお話もぜひ聞かせてほしー!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です