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ロンドン旅行6日目・最終日

8月13日。7時頃起床。
いよいよ最終日。
飛行機は夕方の便で、予約していたHeathrow Shuttleは12時半〜13時の間にホテルにお迎えが来るので、
最後の自由時間は午前中のみ。
いそいで荷造りをして、朝食は食べずに、Borough Marketへ。
いつものようにDistrict Lineに乗っていたら、隣に座っていたおじいさんに声を掛けられた。
ちょっと聞き取りにくい掠れた声で、「city centreに行くの?」と。
最初、その真意が分からず、私も旦那サンもてっきり道を尋ねられていると思ったのだ。
ところがよくよく聞いてみると、「もしそちらに行くなら、この電車は違うけど、大丈夫?」と。
最終日、乗り慣れた電車で、私たち二人とも完全にうっかりしていたんだと思う。
District Line、Circle Lineは要注意!と、しっかり確認したつもりが、間違えてしまった。
おじいさんは、もしかして、と思って教えてくれたのだ。
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そして更に、乗り換えるならPaddingtonでも良いし、終点のEdgware Roadでも良いよ。その場合、何線に乗り換えて…と凄く丁寧に説明してくれた。
なんて親切な人なんだ!
丁重にお礼を言って、どうせなら、と、Paddington駅で下車することにして、旦那サンが行きたがっていたパディントンベアの銅像と、新しくなったパディントンベアのお店に寄ることにした。

昨年の映画公開を機に、熊のパディントンは、物語の中でブラウン家の人たちと出会う、パディントン駅のホーム中央に移動したのだ。
移動した姿を見るのは私も初めてだった。(というか、2005年に初めて訪れた時にはここに居た気がする。最もその頃の旦那サンは、熊のパディントンのことは知らなかったけれど。)
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イタリアから来た、というカップルがパディントンベアの前で写真を撮っていた。その女性は、小さなパディントンのぬいぐるみを自分で作られていたようだった。
映画は既に日本以外の多くの国で公開されていて、すっかり人気者のようだ。
(日本では来年の1月に公開されるらしい。)
パディントンベアのお店には、やはり昨年街のあちこちに居たパディントンベア像のオリジナルの子が、残されていた。
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このパディントンベア、確か50体くらいがイングランド各地に設置されていたんだけど、昨年12月末に全ての公開を終えて、チャリティーオークションで売られたのだ。
一ヶ月滞在中の、ロンドン到着のその日に私がお会いした子だった。残されてて、嬉しい。

今度は間違えないように乗り換えて、London Bridge駅へ。
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Borough Marketはこれまでにも来たことがあったけれど、やっぱりここでラクレット(溶かしたチーズを茹でたジャガイモの上にざーっとかけて食べる!美味!)を食べたいよね〜、ということで。
小雨が降っている平日の午前中だけど、観光客でいっぱい!
いつもチェックするお店でそれぞれ、ローストガーリック塩とスパイスを数種(Tandoori Marinade, Habanero Powder, Garam Masala, Cayenne Pepper)、先日食べたステーキのソースがめちゃ美味しかったので、Green Peppercornsを買ってみた。
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マーケットを出たところにあるMonmouth Coffeeへ。
ここは、ロンドンで一番美味しいと噂のコーヒーショップ。元々はCovent GardenのMonmouth Streetが本店らしい。
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これまでも何度か目にしていたんだけれど、いつも凄い行列で諦めていた。
今日もそこそこ並んではいたけれど、今まで見た中では一番少ない気がしたし、自宅用の豆も欲しいし、と寄り道。
最後尾に並ぶとしばらくして注文を確認されたので、私はラテを、旦那サンはフラットホワイトを注文。
店内はぎゅうぎゅうに混んでいたし、涼しいので外で頂くことにした。
凄くまるい柔らかい味で確かに美味しい!
ラテよりもちょっと濃いフラットホワイトも凄く美味しかった。
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豆は、お薦めを聞いたら、どんな風にして飲む?というのと、どんな味が好み?と聞かれたので、ハンドドリップでペーパーフィルターを使うよ、てことと、ミルクに合う柔らかい味が好き、と。
決してゆっくりな英語ではなかったけれど、とても丁寧に説明してくれた。
本日のコーヒーだった、コスタリカの豆を購入することにした。

そしてお目当てのラクレット。
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贅沢にかけられたチーズと、小さなじゃがいも、添えられた小さなピクルスが、合う!
これだけのチーズが掛かってる料理って、日本じゃなかなか食べられない。というか、きっととても高い。

マーケットでは、これまでは、買っても日本に持ち帰れないしねー、と諦めていた物が、
今回のような自炊の旅だと、まったく違って見えた。
オーガニックを売りにしたマーケットだから、決して安くはないんだけれど、
色とりどりの野菜やフルーツ、ハムやソーセージなどの食肉加工品、チーズや魚介類などなど、
今日が旅の初日なら、買いたい物がたくさんだった。
今回、滞在の曜日的に、どうしても初日には来られなかったんだけど(Borough Marketは木・金・土曜の開催だし、他の多くのマーケットも土曜か日曜。)、今度はそこも考慮して、できれば旅の最初の方に来たいなあ、と思った。
この、透明なベリーとか超興味津々。
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と言ったところで、時間切れ。
急いでホテルに帰った。
雨もついに、小雨じゃなく本降りに。
預けていたスーツケースを受け取って、ホテルの外で、Heathrow Shuttleの到着を待つ。
かろうじて屋根はあるけれど、じゃーじゃー降ってる雨のしぶきで服もスーツケースも少ししっとり。

…が。
13時を過ぎても来ない!
これまで、時間を過ぎて来なかったことがなかったので、心配。
(しかも旦那サンは、Heathrow Shuttleの利用自体が初なので、余計心配そうだった。)
13時10分過ぎたところで、しびれを切らした私、
思い切って電話してみることにした。

電話…英語で…!
なんて高いハードル。
日本語でも電話なんて苦手なのに。しかし、そうも言ってられない。
旦那サンのiPhoneに入れてあるSimカードは、5時間分の通話もできるようになっているので、
それを借りて、バウチャーに書いてある電話番号に掛けてみた。
なかなかの早口で、だいぶ躊躇したけれど、
予約しているHeathrow Shuttleがまだ来ないんだけど、ということを伝えた。
するとすぐに確認してくれて(どうやら現在地とか追跡できるっぽい?)、
あと5分くらいで到着するので、そのまま待ってて、と言われた。
その言葉どおり、数分で到着した。
私たちが一番最後の乗客らしい。
既に6人くらい乗っていて、私たちが乗ったら満席になった。

大雨の中、空港へ。
これまでは中心部より少し東に宿泊していることが多かったので、
ハイドパークの横などを通り過ぎて、最後のロンドン車窓観光が出来るんだけど、
今回は、ハイドパークよりも南西のホテルだったので、間もなく高速道路へ。
そして、特に大きな渋滞もなく、それほど時間も掛からずヒースロー空港に到着した。

免税手続は相変わらず行列になっていて、しかし雨の中外に並ばなくちゃいけなくて。
今回はあまり大きな買い物をしていないので、諦めた。
チェックインは既に済ませていたので、スーツケースを預けて、手荷物検査場へ。
ここでなんと旦那サン、大好物のマーマイトとヌテラ(ヘーゼルナッツとチョコレートのペースト)を没収された。
いつもなら、慎重に荷造りするのに、昨夜旦那サンは遅くまでBen Foldsのセットリストをチェックしていて、私もそこまで気が回らなかったのだ。
可哀想に。

飛行機に乗るとまたすぐに機内食が出されるだろうし、けれど、軽く何かつまみたいね、ということで、
いつも寄る空港内のパブへ。
旦那サンは最後のビールを、私はレモネード(英国のレモネードは炭酸入り。しいて言うならレモンスカッシュ。)を頂いた。
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フライドポテトを注文したら、超ツンツンした若い女性のスタッフに「それだけ?」と呆れられた。
久しぶりに超感じ悪い店員さんに会った!
旦那サン曰く、フランス人なんじゃない?と。(そうそう、我々、初めてのパリで終始そんな扱いを受けて、すっかりパリ嫌いになってしまったのだ。パリの店員さんって本当感じ悪い。特に女性!)

というわけで、私たちの短い短いロンドン滞在が終わった。
行きと同様に、キャセイパシフィック航空の飛行機で、香港で乗り継ぎ。
行きのテンションとは真逆に、3時間もあったのにとにかく座れる場所で静かにしてたい!と、香港ではお茶したのみ。
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金額がHKD(香港ドル)で記載されていたので、なんだかよく分からなかったんだけど、なかなかに空港価格だった、ということは記録しておこう。(ジャスミンティーとギネスだけで2600円くらいだった!驚愕…。)

あと、もう一つ忘れないように記録。
成田空港に着いたのが、21時半過ぎていた。予定では20時半には到着だったんだけど、離陸も遅れたし、成田上空も混んでいたらしく。
で、いつものように最寄り駅までの直通バスを探したら、なんと既に終バスが出てしまっていた!
全く予想外だった。飛行機の到着時間に合わせてあるもんだとてっきり思っていた。(終バスは21:15頃だった模様。)
仕方ないので、東京駅までのバスに乗り、そこから地下鉄で帰った。
東京駅までのバスもめちゃめちゃ混んでいて、補助席だった…。
今後、飛行機を選ぶ時、到着時間にも考慮が必要、ということを学んだ。

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最終日の服装
七分袖のカットソー、コットン素材のガウチョパンツ、シャツワンピースを羽織りで。
機内は涼しかったので、ちょうど良かったけれど、
日本に到着した瞬間、シャツワンピースは脱いだよね…暑すぎて!

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おまけ。
今回の旅の戦利品。
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