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2016冬ロンドン旅行8日目 カフェに篭もる、そして

8時起床。
この旅行期間中、時差ボケなのか加齢のせいなのか、毎日二人して21時前になると眠くて眠くて。
追加のヒーターを持ってきてもらったものの、夜はやはり、特に窓側は寒くて。
そして、リビングダイニングに居ると、Wi-Fiの接続があまり良くなく(というか、軽くストレスになるくらい繋がらない…。)、
Wi-Fiが繋がり、しかも暖かいロフトに移動すると、自ずと睡魔が。
今回特に、師走の超多忙な時期に、ろくに計画を立てる暇もなく飛び出してきちゃったので、
明日どうする?今日どこに行く?というのもほとんど決まっていなくて。
そんな中、この旅行期間中にもいくつか仕事を抱えているのに一向に進まない旦那サンと、
旅行中リアルタイムでブログを更新しようとしつつも一向に進まない私と、
ここは思いきって、カフェにでも行って集中して作業しない?ということに。
日本でもここでも、家では落ち着き過ぎちゃってなかなか捗らないのは同じ!

というわけで、以前お友達と来て以来、とても気に入っているHolbornのThe Hoxtonというホテルの一階にあるカフェ、Hubbard & Bellへ。
お友達曰く、大学生とかが結構がっつり勉強してたりするよー、とのことだったし、
昨日Covent Gardenからの帰り道、ちょうどこのカフェの前を通り過ぎた時、
PC片手に作業している人たちを見て、旦那サンも行ってみたい!と言ってたのだ。

朝食を食べないで来たので、ブランチにエッグベネディクトとオムレツを注文。

柔らかめに炒めてあるベーコンに半熟卵のエッグベネディクト、

ほうれん草とたっぷりのマッシュルーム、チーズがとろけるオムレツ、
どちらも美味!
たっぷりポットサービスの紅茶も嬉しい。(そういえばロンドンの紅茶はポットサービスのお店が多い。)

そしてそして、滞在先のフラットよりもサクサク繋がるフリーWi-Fiが嬉しい!
おかげで三時間弱、二人とも結構集中して作業できた。

店内にはいたるところにコンセントがあるので、PCで作業している人たちもたくさん。
隣にやって来た若い男の子たちのPC画面をチラ見したら、
Webなのか広告なのかイラストなのか、デザインしている感じだった。
こんなとこからアートが生まれてるんだろうなあ。なんて思った。
来てる人たち、ホテルの宿泊者っぽい人も居たけど、なんかおしゃれな人たちばっかりだったな。

14時過ぎ、カフェを出て、昨日と同じく歩いてCovent Gardenへ。
昨日お休みだったお店へ再び。
Monmouth Coffeeは、噂どおり凄い混雑ぶり。
Borough Marketにもお店があって、そちらは何度か行ったことがあるんだけど、
本店のここは、そこよりも小さなお店で、店内に入れない人が外で待ってるような状況だったので、
結局スルー。

途中、チョイ住みin Londonで成田凌くんと辻仁成さんが食事してたNeal’s Yardに寄り道。

名前からも分かるとおり、日本でもおなじみ、ニールズヤードレメディーズの一号店はここ。
可愛い中庭!

Druryではいつものように、紅茶をたくさん購入。

ていうか、私よりも旦那サンが、商人なのか、ていうレベルで各種購入。
次はしばらく来られなそうだしね。
色々試してみたけれど、私はDruryのEnglish Breakfastにたっぷりミルクを入れて飲むのが一番好きなので、
ここは絶対外せなかったのだ。しかも凄くリーズナブルなの!
Druryは紅茶だけでなく、コーヒーもあるので、今回はコーヒーも購入。

そこから電車に乗って、ホストマザーの家へ。
その前に、St.John’s Wood駅で下車。
St.John’s Wood駅、ちょっとレトロな雰囲気で素敵。

29日に会ったお友達に、用意していたお土産を渡すのをすっかり忘れていて。
今朝急に連絡したのに、快諾してくれて、めでたくお土産を渡せた。
それどころか、お友達、近所の素敵なベーカリーショップGAIL’Sのグラノーラをお土産にくれた。
なんだかわらしべ長者みたいだし!
お友達とも次はいつ会えるかわからない。(次いつロンドンに来られるかわからないし。)
そして、お友達夫婦もいつまでロンドンに居るのかわからないし、次どこで会えるのかもわからない。
だから、滞在中に二度も会えて嬉しかった。

St.John’s Wood駅からしばらく歩くと、あのBeatlesのジャケット写真でおなじみのAbbey Roadがある。
私は二年前の滞在中、何度も見ていたんだけど、
旦那サンは初、ということで、あの有名な横断歩道へ。
今日もたくさんの観光客が写真を撮ってた。
ここ、結構な交通量なのに、横断歩道の脇に黄色のランプが立っている場所では、
車は歩行者を必ず優先しなければならないので、
写真を撮りたい人たちも、車が居なくなるのを見計らって、横断歩道を渡る写真を撮ろうとするんだけど、
そうこうしているうちにすぐに車がやってきて、
みんな写真を撮りおわると走って歩道に戻る。

その光景がなんとも微笑ましい。
4人居たら撮影も楽しそうだけど、私たちはみんなが写真を撮っている風景だけ収めて、その場を後にした。
Abbey Roadの横断歩道からすぐのところに、あの有名なAbbey Road Studiosもあって、
さらにBeatles Storeみたいなのがあった。前からあったっけ?
そういえばSt.John’s Wood駅にBeatles Coffee Shopなるものがあって、実は知らなかった。
一ヶ月滞在の時は、ほとんどバスを利用してて、St.John’s Wood駅を利用したことは二回くらいしか無いから、全然気付かなかった。

そこからバスに乗って、少し時間があったので、一ヶ月滞在中に通っていた学校に行ってみた。
けど、誰も居なかった…。
まあ、既に16時過ぎていたし、特に連絡していたわけでもなかったし、薄々そうだろうとは思ったんだけど。
授業は14時半くらいには終わってるし、通常15時過ぎにはみんな帰ってるんじゃないかな。
タイミングが合わなかったとはいえ、やっぱり残念。
事務局の彼女とか、先生とか、久しぶりにお会いしたかったなあ。

ホストマザーの家には夏にも行ったけど、学校のまわりに来るのは、修了して以来初。
お昼に良く行ってたカフェが別のお店になっていたり、ほんの二年の間にも、変わってしまってるんだなあ、としんみり。

さて、16:15過ぎ。いよいよホストマザーの家へ。
初対面の人と会うのが苦手な旦那サン、更に相手は英語しか喋れない、ていうことで、相当緊張してるんじゃないかと、私もじんわり緊張。
ホストマザーは予想どおり、物凄く歓迎してくれた。
隣の家同士と接する壁全てにお湯が流れていて、物凄く暖かくて快適なお家、
料理してると暑いから、と、私たちが到着した時、なんと窓が開いていた!それでも全然寒くない。
前回は夏だったけど、今回はちょうど一ヶ月滞在とほぼ同時期なので、
この暖かさが懐かしくて恋しい。
ホストマザー、まずグリーンティーを入れてくれて、大皿に生ハムとサラミがたっぷり。
それを頂きながら、お互いの近況報告。
なんと偶然にも、今朝、ホストマザーの上の息子さんのお子さんが誕生したらしい!
前回の時も、私が最初に伺う予定にしていた日は、下の息子さんの二人目のお子さんの誕生日。
前回は帝王切開で、まさにどストライクに予定日を私が指定してしまってたので、
結局、その日よりも前に伺ったんだけど、
今回はそうじゃなく、近日中に生まれる、ていう予定が少し早まって、まさかの今朝だったそう。
なんという偶然!

用意してくれていたディナーは、なんとクリスマスディナー!
日本だとすっかりお正月だけど、ここではクリスマスツリーも大体1月6日までは飾ってお祝いしているそうだ。
どうして1月6日?と聞くと、「クリスマスの12日(12days of Christmas)」ていう歌知らない?と。
ホストマザーが1フレーズ歌ってくれたんだけど、確かにクリスマスソングで聴いたことがある。
クリスマス前の4週間を「アドベント(Advent)」、クリスマスから12日間を「エピファニー(Epiphany)」と呼んでいて、いずれもキリスト様の生誕に関わることのよう。
どうりで街中、まだまだクリスマスの雰囲気で溢れているわけだ。

さて、ホストマザーのクリスマスディナーは、メインがターキー!

それは既にホストマザーが切り分けて、それぞれのお皿に盛ってくれていて、
それに添える野菜などは自分たちで好きなだけ取る、というスタイル。
茹でたブロッコリー、小さなハンバーグのようなものに、名前は忘れてしまったけれど、人参の種類の野菜を一緒にオーブンで焼いたもの(縦長に薄く切ってあって、人参よりも癖がなくて、でもやわらかいごぼうのような食感。)、ジャガイモ、小さな玉ねぎは恐らくターキーを焼く時に詰めてあったもの、そしてスウェード。
スウェードは、二年前にもよく食べていたおなじみの味。
グレービーソースまで全て、ホストマザーの手作りだそう!
それから、スペインの赤ワインを開けてくれた。
私は下戸なので、ほんの1cm程度。

ホストマザー、クリスマスはずっと息子さんのところに行かれていたので、
この家でのクリスマスは今年はこれが初めてだと言う。
クリスマスはどうしてたの?と聞かれて、よくよく思い出してみたら、
旦那サンがその時風邪を引いていたので、24日は完全に家でゆっくり、
25日の夕方かろうじて外に出て、まるでクリスマス色の無いトンカツ屋さんに行っただけだった。
前述のとおり、クリスマスプレゼントもこの旅行中に用意したくらい。
なので、私たちもちゃんとしたクリスマスは今日が初めてだ。
それじゃ改めて、メリークリスマス!と乾杯した。

旦那サンは、私が喋るくらいの英語は余裕で理解できるんだけど、
さすがにホストマザーの英語は全部理解できたわけでは無いっぽい。
都度、通訳するつもりでいたんだけど、ホストマザーはとても良く喋る人で、
通訳する時間も無く話が続いてしまうので、
大丈夫だった?と後で聞いたら、私が喋ってるのを聞いて、話の内容を想像していた、と言っていた。
旦那サンが小さい頃、Jubilee線沿線のとある最寄り駅に住んでいた話をしたら、
なんとホストマザー、ちょうど同じ頃、その隣の駅に暮らしていたらしい。
その話は私も初耳。なんて偶然!
Jubilee線は昔Bakerloo線だったのよ、なんて話も、昨日交通博物館にあった本で偶然読んだばかりだったので、タイムリーだった。

ディナーの後は、デザート。
クリスマスプディング!

以前にも聞いたとおり、クリスマスプディングそのものは既製品を買うらしいんだけど、
かかっていたソース(ドライフルーツやオレンジの皮などが煮詰められている)は勿論手作り。
温かいプディングには生クリームをかけて頂いた。
夏の旅行でSticky toffee puddingは食べたけれど、旦那サン、クリスマスプディングはやはり初。
「美味しい!」と言って、ぺろりと食べていた。
私が持って行ったお土産も、ホストマザーが一緒に食べよう、ということで、その場で開けてくれた。
日本のお正月っぽい雰囲気の、七福神をかたどった落雁。
見た目に綺麗で、あんことかよりハードル低いかと思って。
うっかり繊細なお菓子を買ってしまったので、崩れてないか心配だったんだけど、無事だったので一安心。
私たちも一粒ずつ頂いた。
そしてその時、ホストマザーが、私たちに、とクリスマスプレゼントをくれた。

ちゃんと旦那サンの分まで用意してくれていた!
私には、イチジクのジャムを。
旦那サンには、ショートブレッドを。

旦那サン、ショートブレッドが大好物なので、後からしきりに私に、「僕の大好物だって教えたの?」て聞いてきたけど、単なる偶然!
それにしてもそんなピンポイントで…凄い。

それから私が持っていたカメラをカラフェの上に固定、タイマーセットして、
全員で写真を撮った。
こんな機会、滅多にない。

帰りもバスでSt.John’s Wood駅まで行って、そこから地下鉄かなー、と思っていたら、
(中心部までバス一本で行けるんだけど、ちょうどTwitterで、Baker Streetのあたり、大規模道路工事をしているので、知らずに乗ると大渋滞にハマるよ!という投稿を読んだのだ。なので、そこを避けよう、と。)
なんと、Notting Hillまで一本で行けるバスがあるよ!とのこと。
私が滞在していた時、Camden TownやPrimrose Hillによく行ってたあのバス、
逆方面はNotting Hillの方に行くらしい。
全然知らなかった!
ホストマザーは寒い中、バス停まで送ってくれて、再会を約束して別れた。

いつか、旦那サンをホストマザーに会わせたいなあ、と思っていた。
私が一ヶ月お世話になったお家に、一緒に行くことができればいいなあ。と。
まさかこんなに早く叶うとは思わなかった。
小さな夢がまた一つ叶った。

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この日の気温 最高5度 最低-3度
本日の服装

インナー(ヒートテック1枚)
ドットのシャツ
タータンチェックのスカート
ヤクのニットカーディガン
210デニールタイツ
フェイクレザーのレインブーツ

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